雨のいろは歌(47文字)

常陸乃ひかる

IROHA01 夕立

 ゐつれせひを  おへしころ

 ほねもみそらて けむになる

 さのめあまとい ゆふたちや

 わかえうすきり よはくゑぬ


 いづれ生を   終えし頃

 骨もみ空で   煙になる

 蛇の目雨どい  夕立や

 わがうすぎり    夜は食えぬ


――――――――――――――


・テキトー解説 其の壱

 人はいずれ一生を終え、火葬される頃には骨もケムリになっている。

 夕立が降り、蛇の目(傘)も雨どいもフル稼働。

 いつしか我が家は薄い霧に包まれ、悲しみの夜を越えるのは大変そうだなあ。

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