親愛なる読者様方へ

√x

標的 カモ アイス 創造

僕にはどうしても殺したい人がいる。誰かわかるか?特徴を挙げよう。


一 僕の容姿を知らない


ニ 僕が何を言っているかはわかる


三 僕の心を読んでしまう


もうわかるだろ?そう、君だよ。読者とでも言えばいいのかな。何故殺したいのか?

憎いからさ。


閉じ込められた僕を見せ物みたいに見て、平気な面してる。僕からすれば君はサイコパスだよ。


僕から君は見えないが、こちらを見ていることはわかる。端末はわからない。


とにかく、どうすれば君を殺せるか。まずは、苦しめた上で殺そうかな。僕には特技があってさ、小説の世界から現実に少しの間出れるんだよね。


その時に、君を殺す前に君の大切な人を殺そうかな。じゃあね。




なあ君。俺をこの小説から出してくれないか?

中には自分の力で出れる奴もいるらしいが。

とにかく、俺を出す手順を教えるよ。


一 俺に名前を君がつける


ニ 別の小説に俺を登場させる


三 その小説の中で俺を現実に出す描写を書く


簡単だろ?頼むよ。報酬なら弾むぜ。10万は

確実にやるよ。じゃあな。




私は君を助けたい。君は騙されてるわ。たしか、10万やるから小説の世界から出せなんて言ってきた奴がいるだろうけど、聞いちゃだめ。


そいつは最初の、君を殺そうとしていた奴と同一人物なの。そこで、私をこの小説の世界から出してくれないかしら。君を守るために。手順はもう知ってるでしょう?じゃあね。




自分は作者と申します。今回皆様には謝らなければならないことがあります。それは自分が

創造した小説の中の人物が皆様を殺そうとしている、ということです。創造主の自分が責任もって排除させて頂きたいと思います。失礼しました。


おい待て、俺が本当の作者だ。俺はいつの間にか小説の世界に入ってた

は?何だ

文字が消され

いや

逃げ

逃げろ

殺さ


責任もって自分が排除させて頂きました。では次にあなた様を排除させて頂きたいと思っております。では。何秒、何分、何時間、何年後かは知りませんが。

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