無

第1話

「無」

何も無い、虚無、これ以上この小説を見ても価値はない

何も参考にはならない

人に語れる程の人生は送っていない

君達が縋れるようなありがたい言葉はここには無い人生を変えるような衝撃はこの小説には無い

この小説は特徴もなくネットで叩くにも値しない

この小説に主人公など存在しない

他の人も羨むような学生生活も送っていない

日常生活においてド肝を抜くような小説のネタは私の人生には無い

このような人生がいいのかまだ分からない

他の作品の作者のような優れた文才は私は1mmも持ち合わせていない

「これが小説か？」と問われたら胸を張って「小説だ」と答えることはできない

私は何がしたいのだろうか、この小説を持って読者に何を伝えたいのか…自分でも検討がつかない

この物語は第1話と言っているが先があるのか私にも分からない

これが今の自分であっても納得することは出来ないテーマの通りがこれが私のノンフィクションだ

文字に起こすことも出来ないつまらない人生だ

これが私の言う「無」だ

この小説はつまらない、華やかではない

でもこれが私の人生だ