◇長編がかけない



 まず、今すぐデビューしないとやばい!

って人は読まないでOKです。多分。




 


 長編が書けない。


 これって結構切実で、多くの人が抱える悩みだと思います。

 実際私もそうですし。


 で、短編も書いてないけど長編も書けない。っていう人がいると思うんですよね。


 ここでよくある意見が


「とにかく書かないと上達しないよ」

「短編が書けないと長編は書けない」

「短編と長編では要素がことなるから短編は書かなくていい」


 こんなところでしょうか。


 これらの意見をね、まともに聞いて必要以上に苦悩する必要はないと思うんですが。

 しかし実際全て間違ってないような気がします。


「とにかく書かないと上達しないかも」

「短編を書けないと長編もむずかしいかも」

「短編と長編では要素が違うから、短編をかく必要ってあるのかどうか……」


 てな感じで、実際には「かも」「だろうか」になると思うんですが、あり得る話だなと思います。

 なのでこの辺が実際そうなのか。についてちょっと考えてみたい。



 ただこういう悩みは作家さんやプロの方からしたら


「ごちゃごちゃ言ってないで、遠回りでもいいから書きなはれ」


 って感じかもしれないな。って思ったりしますが。



 脱線しまくりました。

 


 で、まず

「とにかく書かないと上達しないかも」ですが。


 これはもうその通り。と思います。

 文章って「書き慣れる」ものだと思います。

 何も考えてなくったてちょっと上手くなるんですから。

 

 例えば

 伝えやすくするためにどうやればいいかな。とか(私やってないけど)

 難しい言葉を使わないようにしよう。とか(まぁどこ向けに書いてるかで変わるが)

 言葉のレパートリーをふやしたい。とか


 こういうこと考えてれば、もっと上達するのではないかと思います。


 あとは単純に、「したいけどしない」状態から脱しないとってところです。

 人間基本的にやる気って、始めないと出ないそうです。

 何かを始めることで、やりながらモチベーションて上がるんですって。

 なので、とにかくまずは書く。

 行動に起こす。

 ってことが大事なんじゃないかな。と思います。





 次に、

「短編を書かないと、長編は難しいかも」です。


 こちらは人によりけりだと思いますが

 短編てたしかに勉強になる部分が多いんです。


 起承転結。

 オチの付け方。

 少ない登場人物で簡潔に見せる方法。

 小説の冒頭と最後を書く練習になる。

 ストーリーを考える力。

 

 とかとか。

 かといって短編書けない人が必ず長編が書けないかというそうでもない。

 作家さんでも、ショートショートは書けないけど、長文なら書けるって人いっぱいいます。

 逆の方もいますね。ショートショートしかかけないって方も。


 なのでね、まったくもってこの「そんなんじゃ無理だよ〜」っていう主張に関しては

 

「なんで断言できるねん」


 って話になってくると思います。

 

 ただ!

 やはり短編はいい勉強になります。

 完結させる快感を知ることもできる。


 

 

最後に、

「短編と長編では要素が違うから、短編をかく必要ってあるのかどうか……」ですね。


 これは、うん。ほんとうに、だろうか?です

 要素が違う。と言うのは本当だと思います。


 例えば

・主人公AがBと出会う。

・後日再会する。



 これで短編一つ書けるかもしれません。

 再会する話をオチに設定すれば、うまく行けば短編として成り立つ。


 でも長編にしようとしたら、

 ここに事件だとか、別の登場人物の話とか、Aの内情とか、Bの内情とか

 そういう要素をたくさん入れないとまず長くかくの難しいですよね。

(できる人はいるかもしれないですけども、大変だと、思う、多分)


・主人公AがBと出会う。

・後日再会する。

・そこから事件が始まる


 と言う感じに、私だったら、結末に用意していた内容を起承転結の「起」に設定して長編にします。

 そうするとこれから事件について考えたりしないと行けなくて、話が膨らみます。


 膨らんだものを収束させるのって難しい。

 完結させるのってそれでどんどん難しくなると思うんです。



 というわけで随分要素が違う。

 ただ、前の「短編を書かないと、長編は難しいかも」で書いたように

 短編で多少練習できるところもあります。


 なので、長編のために短編は書かなくてもいい!

 とも、

 長編のためにも短編は書くべきだ!

 とも言えないのです。





 個人的には

 まず短編を一個くらい書いてみて、それから長編を書いて、短編書いて

 というのを

 小説を書くことが習慣になるまでやるといいんじゃないかなって思ってます。


 根拠はないですけどね。


 それって飽き防止にもいいし勉強にもなる。

 


 ただし、もう今すぐデビューしないとやばい! って人には関係ないかもです。


 はい


 

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