第257話 永久保存 ②

淋しさと人肌恋しさに堪え切れず、その時限りの恋人と抱き合う日々を繰り返し過ごす僕に、不誠実だと怒りつつ、君は、自分とカレシ殿が、どれだけ長い月日をかけて、信頼と愛を積み上げてきたかを惚気る声と姿が、今日も僕のハートに永久保存されていく。


誰と寝ようと一緒だよ。

彼女達は、君じゃない。




★☆★


きっと、主人公が“君”を好きになった時には、既に“君”はカレシ殿とラブラブだったんでしょう。

“君”でしか埋められない淋しさを、一時、忘れさせてくれる彼女達も、多分、同類。


好きな相手と相愛になれるって、奇跡さ。



☆★☆


次のお題は〖あさって〗

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