第213話 フリーマーケット

気晴らしに、フリーマガジンに載っていたフリーマッケットを覗きに行く。

祭日だからか、結構な人が集まっていた。

人波を避けつつ歩き、ふと目に留まったのは、500円の値札のついた抹茶椀。


俺がまだ幼い頃、5年前に強盗に殺された祖父が、自慢気に見せてくれたのは、こんな奴じゃなかったか?



☆★☆


次のお題は〖自己肯定感〗

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