第163話 化けの皮 ②
所謂“夜のお仕事”で、女手一つ、私を育ててくれた母が亡くなったのは、就職が決まってようやくって時だった。
1周忌を終え、気持ちの切り替えに始めた遺品の整理。
スタイル抜群だった母の箪笥を開ければ、普段着の下に隠した幾つかの金塊と…唐草紋様のレオタードスーツ。
もしやこれは“化けの皮”?
★☆★
住まいは、母親が相続した祖父母の代からの一軒家とか…
子供の頃、夜になるとお母さんが仕事に出かけてたんだろうね。
仕事先は、どっかのお店ではなく、他人んちだったわけだが(;^_^A
(生活費の出所を疑われないように、お店でも働いていたかも…)
★
唐草紋様のレオタードスーツ…逆に目立つわっ!
(いやぁ。泥棒といえば唐草紋様だねって思ってさ)
☆★☆
次のお題は〖弱酸性〗
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