第146話 行方知れず

知らない男と腕を組んで、そいつに笑いかけていたカノジョ。


嬉しそうにはしゃいでたから、「他人の空似」だと思ってしまったけれど…。


あの日以来、電気の点いてない部屋に帰り、一人、考えてしまうよ。


行方知れずになってしまった君の僕への恋心は、いつから行方知れずになっちゃっていたんだろうな。




★☆★


能面のようになっていたカノジョを、元から“喜怒哀楽が顔に出にくいクールタイプ”だと脳内補正していたんだろうね。



☆★☆


次のお題は〖いじわる〗

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