第127話 鼓膜

僕の鼓膜なんて、破れてたらよかったんだ。


そうならば、両親の寝室から聞こえる話し声に、仕事に行ってるお母さんが帰ってきたんだって勘違いする事もなかったし、開けてしまったその部屋で、知らないお姉さんから体を離し、

「お母さんには、内緒だぞ」

って、お父さんに口止めされる事もなかったんだ。




★☆★


主人公は、小学2~3年生かな。

お母さんの仕事は、現在、繁忙期かな。

お父さんは、この日、有給を取ってたか、リモートワークだったか…。



☆★☆


次のお題は〖寄生虫〗

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