第090話 上目遣い
可愛い顔で、上目遣いしてきても許さない。
「急に来るんだもん。テンパっちゃって」
だからって、回覧板を回しに行った幼馴染みを、一人エッチの延長で、押し倒すんじゃないっ!
「順番が逆になったけど、ずっと好きだったよ」
だから、可愛い顔で、そんな事を言うな!
私だって、ずっと好きだったんだぞ。
★☆★
隣同士の幼馴染でも、年頃になれば、そうベタベタしなくなるもの。
(小学校ぐらいで、他の同級生にちゃかされたりしてな。まぁ、そのちゃかす音頭をとるのは、どっちかを好きだったりもするんだろうけどな)
空は曇天。
回覧板を持って呼び鈴を鳴らすも返事は聞こえず、置いて帰ろうにも、廂が無く、雨が降ったらビショ濡れになりそう。
一か八か、玄関ドアを開けたら、普通に開いて、丁度、玄関までベルトをしめながら出て来てた彼。チャックはまだ全開で、彼の部屋からはH動画の音漏れが…。
テンパった彼は、何故か、火事場の馬鹿力を発揮し、主人公を家の中に連れ込んで、野獣になるっていう『そんなバカな!アホか!フツーに犯罪じゃ!なんつーご都合主義!』展開が。
まぁ。彼女の方も、回覧板を持って行くっていうお手伝いをしたのは、『もしかしたら(好きな)彼の御尊顔を拝せるかも』って下心があったりなんかするわけだから、拒むに拒みきれず、(下手に拒んで、嫌われても…とかねぇ)かといって、終わった後で、
(え? 何これ)
と、正気に戻り…って感じですかね。
で、告白されたものの、そうなると今度は、もっといい感じの初体験も夢じゃなかったんじゃねーの?と。
取り合えず、男の子の方は、可愛い顔をしている。
女の子の方は…可愛い系を除く、色々なパターンが考えられるね。(お姉様タイプとか、ボーイッシュとか、学年が一つ上ってのもアリ)
☆★☆
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