第083話 スキンシップ

「素敵だったわ」

腕枕する僕にひっついて、

優しい嘘を貴女が言う。

満ち足りなさを隠して。


「良かったんなら、良かった」

演技だと解っていながら、

貴方が喜んでるフリをする。

不甲斐なさを隠して。


スキンシップはハグで止めておけばよかったね。


心のひだの気持ちのかすまで、私達は解り合え過ぎてしまった。




★☆★


一線を越えたツーカーの親友。

目配せや微表情で、互いの意図や心情を読み合えていたから、相手を過剰摂取してしまった。って感じですかね。



☆★☆


次のお題は〖栄養バランス〗

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