第047話 可能性 ②

幸せになれる分岐点は、何度もあった。

「幸せにしたい」

と抱きしめる腕の持ち主の背中にしがみつけば、

そうしてもらえたかもしれない。


でも、仕方ないじゃない。

あの人に会ってしまっていたんだもの。


フリーを謳歌する私。


これ以上、プラスになる可能性は無くとも、

マイナスもない分、満ち足りている。




★☆★


兎にも角にも、ままならないのは恋心。


頭から離れない”あの人”の存在に蓋をして、

誰かの手を取ったなら、

過ぎる時に中で、”あの人”は薄れゆき、

(この人を選んで良かった)

と、溢れかえる幸せを感じる時もきたかもしれない。


だけど、その時々、

自分に嘘をつきながら続ける恋は苦しくて。



➀ではっちゃけまくったからねぇ。



☆★☆


次のお題は〖肩たたき券〗

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る