世界線の彼方~序章③の解答~

 瑠衣は目を覚ますと、知らないベッドの上で眠っていた。

 と、言うか、全ての記憶がない。

 ただ、過去が分からないだけで、普通に言葉は発せるし、歩く、手を動かすも出来る。

 本当に過去だけがすっぽりと無くなっていた。

 ただ、瑠衣は性分なのか、状況に対して困ることはせず、呑気に眠りにつこうとした。


 すると、可愛らしい女性が部屋に入る。

 名前はヒナ。

 瑠衣は名前を聞いてなにかを思い出した。

「セキ」

 瑠衣は何故かセキと名乗った。



 異世界転生の世界線へ続く

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