第21話 中国酒
あまり中国酒は呑む方ではない。どちらかというと苦手だ。
うちには、台湾で手に入れた白酒と黄酒がある。値段は結構高く、中身も良いものなのだがどうしても口に合わない。日本で手に入れた中国産のものもどうも口に合わない。
黄酒は老酒なのだが、香りと味のバランスがどうも私の中で消化できないままになってしまう。こうなると、私の感性と黄酒が合わないのだから、好きになれない可能性が高い。相性の問題と言えるだろう。
次に白酒の方だが、こちらはアルコール度数が高いのだが、なんとも旨味を感じない。酒好きな私があまり呑めないのは珍しいのだが、甲類焼酎を呑んでいるような気になってしまうので、もったいないのだ。
単に美味しい酒に出会っていないだけなのかもしれないので断言は出来ないけれど、残念ながら、私は美味しい黄酒、白酒には出会っていない。ただし、リキュール系は美味しいものもたくさんあるので、それは別だ。
まあ、中国、台湾でも外国産のウイスキーやビール、最近では日本酒が多く輸入されていると聞くから、中国人、台湾人にとっても似た部分はあるのだろう。一時期、日本酒が同じような扱いを受けたので、中国酒も本当は美味しいものなのに、不当な扱いを受けているだけなのかもしれない。または今は本当に堕落しているかだ。
青島ビールも私は旨いとは思えない。どこか芯のない薄いビールを飲んでいる気がするのだ。
色んな酒を呑むのを楽しみにしているので、こういう事は珍しいのだが、今は苦手だ。
とはいえ、いつか感動出来る中国酒に出会えることを祈っている次第だ。
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