運命に逆らいし少年 異能系バトルファンタジー

狂犬‎⁦‪(ᐡ ᐧ ﻌ ᐧ ᐡ)

第零章 始まり

第1話 記憶のない少年

物語の舞台は日本。

しかし、皆が思い描く日本とはかけ離れているであろう。 なぜならこの世界では「能力」を駆使し、日常的に戦闘が起きているからである。

そんな、荒廃した一風変わった日本を、お楽しみください…。


一人の少年が早朝、路地裏で目を覚ます。

「…ここは?」

その瞬間、僕の頭に激痛が走る。

「うああっ!」

僕は痛みに耐えられずに悲鳴を上げてしっまった。


その声を聞きつけて、一人のおっちゃんがやってきた。

「おい!どうした!?」

おっちゃんは慌てて僕を抱き上げた。

「誰だか知らないがおっちゃん…。水をくれ」「…?おう。」

おっちゃんは何故か首をかしげながらも、水を取ってくれた。

「ぷはー!」僕は二〇〇mlほどを一気に飲み干した。


お礼を言おうとしたらおっちゃんが

「いい飲みっぷりだな、狂犬。所で、さっき俺のこと知らないおっちゃんって言ったか?」

その言葉に僕は

「言ったよ。狂犬って何?」

と答えた後質問を返した。


するとおっちゃんは顔をしかめて

「自分の師匠も、自分の名前も忘れたのか?」

そう問いかけてきた。

僕はなんとか思い出そうとしたが何も出てこない。

僕は

「ごめん。なにも覚えていないんだ。」

とおっちゃんに言った。

僕はこの時初めて自分の記憶が無いことに気づいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る