第22話 ギルド脱出ゲーム

言い訳から入ってすみません。


本文中にギルド施設内の大まかな配置に触れていますが、理解できるように書けたかわからなくなりました。ごめんなさい。

なのでギルドの見取り図を下部にざっくり書いてみました。

理解しにくい箇所はそちらをご参考ください。

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「また勘っ!? ん〜っもうっ!! 訳のわかんないこと言ってないで適当に千オーラム出すとか言い直しなさいよっ!

 他にあんな不人気依頼押し付けれる当てでもあるのっ?!」


「ちょっと落ち着け。確かにドブさらいの依頼はギルドとしても何とかしなければならんが、何もそこまで無理に押し付けんでも──」


 むーん……言い争いが終わらんな。

 つーか借金が無いんならここにいる必要なくね?


 よし、そうとわかれば青髪さんに見つからんように行こか。

 なんか俺にやらせようと必死過ぎて、何言われるかわかったもんじゃないし。



 つーワケで、こっそり脱出ゲームスタートっ!


 まずはゆっくりしゃがみ込んでカウンターにぃぃ…………。うし、見咎められずに隠れられたな。

 お次は踏み台から音を立てずにそぉー…っと降りて……っと。

 ……よしよし、言い争いし続けてるな。そのままやってろ。


 さて、ここからが問題…ん?


【コメント】

:解決に目処が立ったってのにまーたなんか始めたぞ

:今度は何やらかす気だ?

:次のトラブルはなんです?

:大丈夫?ちゃんと考えて動いてる??


 むっ、これ以上騒動はゴメンだから脱出しようってのにこいつらは……


「そ…っ!?」


 っぶねぇ……。言い返しそうになったが…………よかった、聞かれてないようだ。


 ……脱出するまでコメントを見るのは控えたほうが良さそうだな、また言い返したくなるかもだし。

 一応視聴者にも伝えて……ジェスチャーでいけるかな?


 しぃ〜〜っ!


 これで…あっ、これじゃ視聴者に静かにしろって誤解されるかな? なら口の前に指でバッテン作ってぇ……うん、ちゃんと伝わったようだ。

 ……なんか余計なコメントが見えたけどな、子供っぽい仕草だと思うけど! 誰が園児じゃっ! 園児よりおっきいわっ!!


 ったく……低学年だろうけど、せめて小学生と言えよ。……じゃなくて、せっかく相手できないって伝えてやったってのに。



 ともかく、ここまでだったら気付かれてもカウンターに隠れて見えなかったで誤魔化せたけど、ここから先は発見されれば言い訳の立たん一発勝負。


 そのためにも重要なのが脱出ルート選びだが、安易に動いてバレないようここギルド内をしっかり見て考えよか。


 まずは広さだが、この受付のあるフロアは横長で体育館ほどの面積はあるな、出口はその体育館の長い面の中間地点。

 出口へは左右どちらから近づいても差異のない距離だが、正面受付からは少しだけ距離が短いようだ。


 現在潜伏中のカウンターは長いL字カウンターで、Lの長い部分が受付、短い方が物販・買取のコーナーとなっている。実際のカウンターの長短もほぼLの字の形のバランスだ。

 そしてL字カウンターがあるのは出口の対面、受付側から見て右側の壁に物販・買取コーナー側を寄せた配置になっている。


 そして俺がいる地点はLの長い部分の先端辺り。

 その先端からを視点に、脱出口であるドアのない出入口は右斜めへと眺めるポイントにいる。



 それで肝心の脱出ルートだが。


 1つ目はカウンターに隠れた状態で最も出口に近付ける、右手側に少し進んだ中央から出口へ突っ切るルート。

 2つ目は更に右側に進んでカウンターで身を隠せる限界地点、物販・買取コーナー前を通る右回りルート。

 3つ目が左側の椅子や机、酔っ払いで身を隠せる酒場エリアを通り、身を隠して出口に最も近付ける左回りルート。


 この3つのどれが青髪さんに発見されずに脱出できるか、だが……青髪さんをただの受付嬢と見ないでルートを選出すべきだろう。

 あのギルマス脳筋ゴリラからダウンを取れる実力者だ。常識は捨てて、能力は高く見積も化け物と思っておくべきだな。


 そうだな……速さは単車並み、力は岩を砂に、索敵は無策で姿を晒せば即捕捉。くらいは想定してルート選出せねば。

 


 1つ目の中央ルートだけど……ちらほらギルドに出入りする人はいるが、受付との往来が多いとは言えないな。


 ギルドは利用者が多い施設だからインスタンスエリアとして人を分散させているんだろうけど、それだけが理由じゃないんだろうな。


 タグを受け取れば達成報告でしか受付に訪れる必要がなく、初日では冒険者ランクも上がらず、常設の依頼をやるだけなら情報更新もする意味も薄いからプレイヤーの行き来が減ったのだろう。

 それと常時営業中のギルドといえど、21時頃という時間夜間帯も影響してNPCの動きも少ないようだ。


 出入りが多ければ流れに乗って脱出できたのに……

 こうもまばらでは人混みに紛れて一緒に移動作戦はムリだな、少人数でははみ出して青髪さんの視界に入ってアウトになる危険性が高い。


 ならこの場で協力者を……いや、これはやめておくべきか?

 身長が俺より多少高い相手なら問題ないが、高低差があり過ぎると身を寄せて歩く際に足元を気にし、不審な動きを相手がする可能性があるな。

 かといって気付かれる前に、と協力者で隠れながら共に走るのも歩幅が違い合わせにくく、青髪さんの視線を気にして動けるとも思えない。


 実力者相手に見知らぬ協力者を使うのは運に任せるところが大きすぎる。これは無しだな。



 2つ目の右回りルートは物販・買取のコーナーからはほぼ遮蔽物がない。

 出口側の右の壁には依頼掲示板が物販・買取のカウンター付近まで伸びているが、こっちも身を隠せる場所が何もないわざわざ触れる価値なし


 おまけにタグから依頼を受けられる本作、ただの飾り雰囲気作りで置かれただけという、集客力のなさを発揮し《無人の空白地帯となっ》ている。


 そして最も悪いのが、他のどのルートよりも身を隠す術が無いにも関わらず、もっとも遠い区間を通ることになることだ。

 青髪さんから一番離れられるルートだが、ただ距離が遠いだけでは化け物を相手にするのは弱いな……

 遠回りするメリットが薄いし、人もいないのではダメだな。


 右回りルートはやめておこう。



 3つ目の左回りルートの酒場エリアだが、壁際の客席で身を隠せる限界点が出口に最短で行けるのは良いポイントだろう。

 しかし問題もある。


 受付カウンターの終端から先は、パンダ女に連れ込まれた場所に続く通路、その通路を挟んで厨房横、そして酒場エリアへという順路になる。


 この通路はカウンターに沿って通れば問題ない、だが次の厨房横は受付カウンターより前に突き出ているのだ。

 つまり青髪さんのすぐそばで厨房横を無防備に姿を晒して通り抜ける必要がある。

 化け物相手にそれは致命的な隙きだが、まだ問題がある。


 最終潜伏地点の壁際の客席は確かに他よりも短い距離で出口に到達できる。

 だがその客席から先は、身を潜めることなく青髪さんのいる受付カウンターの真正面を通り抜けることになる。

 これでは腹ペコ狼の前を通り過ぎたウサギよろしく補足されに行くようなものだ。


 さらにまだある。


 このルートは酒場エリアで身を隠しながら進むワケだが、夜間帯なのだから当然いるのだ。そう、酔っぱらいが。

 そんな場所に俺のような異物チビっ子が立ち入ればたちまち酔っ払いのオモチャだ。

 騒がれ隠れるどころではなくなること受け合いだ。


 つまりこのルートは最も発見されやすく、最短最速で化け物に追走される危険性の極めて高い難易度ベリーハード…いや、インフェルノモードの凶悪ルートなのだ。


 左回りルートは一番無いな。


 そうなると1つ目の中央正面突破ルートが一番可能性がある、ということになるな。なら中央を行くとするか。



 あとは……そうだな。


 通り抜けるなら青髪さんが捕捉に迷いを生じさせて、少しでも時間を稼げるようにしたいな……

 できれば存在感を消すというか、目立たないようにするべきだが……

 俺の小ささ130cm前半は有利に働くだろうか……?

 …………むしろ異質さで違和感を覚えて目立ちそうだな。


 うーん…何か誤魔化すことができれば良かったんだが、どうしようも無いか。


 他にもこの鮮やかなオレンジの髪も視認性を高めているような気がする。こんなことなら目立たない色を…いや、今どうするかを考えないとな。


 …………襟首を頭まで引き上げて首なし幽霊ごっこ或いは連行される犯人スタイルで髪を隠して行くか?

 運がいいことに初期服は前の開いたローブ……丈が太もも隠しきれない長さだけどローブでいいのか……?

 まぁなんでもいいか、覆い隠しても目元を遮ることなく動けるし。


 どれ、試しに…っと……んあ、なんだ? なんか顔に覆いかぶさって……おっ、このローブフード付きだったのか。都合が良いな。


 ならこのフードをかぶっ…なんこれ?…………なんかフサフサして……動物の、耳?


 ケモ耳…って、ヤツか? ならもしかして……尻尾、付いてるねぇ…………すっげぇモッフモフだわ。


 うーん……この耳はフードかぶってないから大丈夫だと思うけど、尻尾は青髪さんに見られてたりしない?

 …………爆発でふっ飛ばされたり、青髪さんにお辞儀したりしてたから付いてると認識されてるかも。なにせモッフモフやし。


 マジかぁ…髪隠そうが何しようが、このモフモフ尻尾見られたら俺だとモロバレじゃんかよぉ……脱ぐべきか?


 けどこのローブの下は……ノースリーブ、のぉ…ワンピース? いや、チュニックってヤツかな?

 しかもよりにも寄ってギリギリ尻が見えてないくらいしか……ボトムは? こんなワカメさんスタイルで着るモンなの、これ……?


 ともかくこのチュニックらしき服で頭隠すために引き上げたら、尻どころかヘソ辺りまで丸見えにせな覆いきれそうもないな。

 パンツが見えようがどうでもいいけど、目立たない様に髪隠そうってのにこれは逆効果……だな。


 あっ…いや、これをいい大人がやれば大いに目立つこと間違いなしだろうが、今の俺幼女ならギリイケるか……? いや、やっぱムリだな。


 せめてパンツが見えなけ……ん? なんだ、下にちゃんとホットパンツ穿いてたのか。なら問題ないな。


 それじゃこの主張の強いモフモフ耳尻尾付きローブは脱いで……っと。

 そんで邪魔だからインベントリに……ローブ裏返して頭隠せばいいんじゃんか。


 あ、でもこのモフ尻尾ははみ出…んぇ?

 なんだ、これ……? フードのケモ耳は、ある。けど尻尾がない……というか消えた?


 ……もっかい羽織ってみるか。

 うっ…しょっと、これで尻尾は……無いな。ならフードをかぶってぇ……うん、生えてるな。


 なるほどね、初期装備のくせにこのローブにはフードをかぶるとモッフモフの尻尾が生えてくるギミックが仕込まれてたのか。


 あっ、これ犬耳なのか。へぇ~…………いやなんぞ、これ??


 なんかギミックといい、犬モチーフなのも……まっ、まあこれでこのローブが脱出に使えることがわかったし? なんなら重要なキーアイテムと言ってもいい代物だからな。

 なんせ青髪さんも知らないギミックだ、フードかぶって尻尾生やせば後ろ姿はもはや別物だろうしな。


 よし、これなら…………




 さて、配置出口正面の受付まで何事もなく辿り着いたが……言い争いが終わったみたいなんだよね。

 今は殴り合い? いや青髪さんの叫び声しか聞こえんから合いではないな。一方的に鈍器で殴る音しか聞こえんし。


 だがこれは好都合だ。おそらくギルマスはまたダウンして床に転がっていることだろう。

 正直青髪さんに見つからなくても、あのおっさんが野生の勘で気付き声をかけられバレるパターンが怖かったからナイス撲殺っ!


 おまけに床に向かって追撃かけてるんなら青髪さんの視線もこちらに向きにくいっ!!

 まさに絶好の脱出チャンスっ!


 それでは、フードをしっかりかぶって…っと。行きますかっ!



 まずはゆっくりウォーク! えっと……右足、右手……左足、左手……んで右足、ひだ…違った右手…っと。


 ……意外とムズいな、初めてってのもあるがリズムも片側づつって動きもダメなのか?


 なら今度はトロット…だっけか? それいってみようっ!


 右手と左足……左手と右足……で、合ってるな? 右手と左足、左手と右足、右手左足、左手右足、右手左足っ、左手右足…っ!


 こっ、これだっ! この歩法こそ俺には合ってるっ!!


 あっち青髪さんもまだまだ継続中だな。今はまたなんか言い合ってる声がするし。

 しっかし両方の声が届いてくるけど、ギルマスしこたま凶器攻撃食らってるはずなんだよなぁ……ほんと丈夫だね。


 まっ、元気なら気が咎めないし、青髪さんを高く見積もり化け物と見過ぎてたかもだけど、異常者なんは確かだろうし惹きつけといてくれよ?


 さぁて! この新歩法、トロットで残りの……あれ? 思ったより進めてねぇな……手足の動かし方気にしすぎて歩幅が小さくなっていたか……?


 周囲の人たちが俺をロックオンし始めたか……マズいな。

 このままでは〈犬になりきりフラッと出ていこう作戦〉最大の懸念事項、校庭の犬触りに行こう現象が起こってしまう…………


 そうなれば青髪さんはゴリラとたわむれることを止め、青鬼となってこちらに向かい来ることだろう……

 低姿勢で地を這うことで視界に入りにくく、かつこれまで存在しなかった尻尾をアピールしつつ、俺がこのようなこと犬の歩き方のマネをしているとは思わない意外性を狙ったのが仇になったか。


 しかたない、もう後の損耗など気にしている場合じゃないな。


 行くぞっ犬の歩法・最終奥義、襲歩ギャロップを見せてやるっ!


 ドッグ・ランスタートっ!!


 まずは両手ぇっ次両足ぃっ! タイミングをずらしてリズミカルにぃっ! 遅れて動かした手の側の足から先に動かせぇっ!!


 そうっもっとだっ! もっと手足を回せええっ!!


 ゴール出口まで四分の一切ったぁ! 一気に駆け抜けろおおおおおっ!


 さすが本職も長時間走れないとされる最速のギャロップだ……っ! もう腕が……ダルいっ!!


 誰だ最初に犬やろうって言ったヤツっ?! 絶対に止めろって言ってやんよっ! もう普通に走りたいわボケっ!!


 だが今更立ち上がるワケには行かねぇんだよ…っ! なんせあと数メートルもねぇからなっ!!


 もうやらねぇぞっ! 結局やり損なくらいみてねぇんだぞっ?!


 もうぜってぇやらねぇかんな犬走りなんてよぉおおおおおおっ!!


 おっしゃゴォオオオ──「ォ…グエッ?!?!」


 ふぉ…ぐっ!? くっ、首が……あ? え……??


「まだ話し合いが終わってないから勝手に出ていっちゃダメよ、ランちゃん?」


「……えっ? はっ?? あれ……外は?」


 おかしいおかしい、外が見えないぞ??

 さっきは噴水が見えてたのに、なんでまた酒場の客席を視界に掠めて出口が見えてるんだろうか…………


 それにローブの襟首を引っ張られた様な衝撃を受けた。

 と思うのに……なんで腹に右腕を回され、左手で尻を支えられて抱きかかえられているのだろうか……?


「ランちゃん犬になりたいの? 家に来る?」


 百歩譲って出口前でこの体勢犬抱きになっているのならともかく、気が付くと振り出しヤムチャ視点で受付前に引き戻されて抱き上げられていたのに、襟を引っ張られた衝撃しか感じていないのはどういうことだ?


 ……覗き込むようにして話しかけてくる、この化け物青髪さんの底知れなさが恐ろしい…………


 とりあえず飼い犬にはなるまい。首振ってお断りです。


「えぇー? 家においでよぉ〜、ちょーっと散らかってるけどお掃除してくれればご飯あげるよ?」


 飼い犬じゃなかった、お掃除係の募集だったわ。住み込み現物支給の。


 それよりもだ。


「なんで……ランがお外出ようとしたとわかったです?」


 犬の真似までしたのに……出口まであと一歩、というところまで背後が騒がしかった。あれは青髪さんの方向から聞こえていたはずなのに……


「えっ? そんなのもちろん気配よ、外に出そうだったから止めちゃった♪」


 えぇぇぇぇ…………ゴリラの勘は否定しておいて、自分は気配で動くとかどういうことぉ……?


 ていうか、ここまでの行動全否定ですか? ずっと泳がされてたってことじゃんかよぉ……


 そりゃ気配を感じるときはあるよ? でもここから出口前まで結構離れてるのよ?

 なんでわかるのさ、ゲームだからか。即答モンの答え転がってたわ。


 はぁ……俺なんて「そこにいるのはわかっている、出て来いっ!」ってかくれんぼでイキったこと言って、指さしたところと全然違うとこから出てこられることなんてしょっちゅうだったのに…………

 無意識に気配で感知されるの除外してたわ。


 訂正、やっぱ低く見積もりすぎてたわこの化け物。














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    ↓ ギルド一階のざっくり見取り図 ↓

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[潜伏し易い][  潜 伏 不 可 能 地 帯  ]

 ▼ ▼ ▼  ▽ ▽ 出入口  ▽ ▽ ▽ ▽ ▽ ┏━━━━━━┯━━━━┛╋┗━━━━━━━━━━━┓

┃ 酒    │      │  依  頼  掲  ┃

┃ 場    │      └────────┐示 ┃

┃ エ    │               │ 板┃

┃ リ    │               ┏━┿┫

┃ ア   /                ┃ 物┃

┃    /                 ┃買 ┃

┣┿━━━┓  (ラ)            ┃ 販┃

╂ 厨房 ┃ ┏━━━━━━━━━━━━━━━┛取 ┃

┣━━━┿┛ ┃(青・ギ)  受    付     ┃

┃階 段   ┃                  ┃

┣━━━━┓ ┣━┿━━━━┿━━━━┿━━━┓┿┏┫

┃小部屋1  ╂                  ┃

┣━━━━┫ ┣━┓                ┃

┃小部屋2  ╋W┃   バ ッ ク ヤ ー ド  ┃

┣━━━━┫ ┣━┫                ┃

┃小部屋3  ╋C┃                ┃

┗━━━━┻━┻━┻━━━━━━━━━━━━━┓┿┏┛

                       裏 口


─、│ ← 明確な境はないが便宜上のエリア境界線

 ╋  ← 出入り自由の扉

┿、╂ ← スタッフ専用扉


・それぞれの立ち位置

(ラ)  :ラン

(青・ギ):青髪、ギルマス


※本文中はランのいる受付地点から出入口を見た方向で語っています。

※依頼掲示板は壁に貼り付けてあります。

 壁から離れてボードが乱立しているわけではありません。


・図があるのでここまでの動き説明

パンダに連行され小部屋1で説教を受け、階段近くの受付カウンター固定配置の青髪がキレ、喚くギルマスを斧殴り。

その後冒険者登録をどこでやれば? と、受付カウンターを通路沿いの厨房横付近から眺め青髪さん発見。

並んで現在の立ち位置に。

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