第2話

「とりあえずお金払ってないのに入れたみたいだけど何で?」

「払ってますよ。マルゴさんは職業で商人と盗賊を経験していて、商人の技能取引と盗賊の技能窃盗の同時発動で今回なら入市許可を10ルピーで取引、門をくぐる時に支払いをしていない場合盗賊の窃盗にて強制的に徴収で10ルピーを支払っています。それよりも早く冒険者ギルドに向かわないと日が暮れます、ギルドの特徴はさっきから緑色の煙を出してる建物、先に向かうね」

「分かりました、すぐに追い付きます」

 一行がギルドに着き中に入ると

「茜さん以外見ない顔ですけど冒険者登録に来た人達ですか?私はここ冒険者ギルド本部で受付をしているヒルダといいます」

「冒険者登録をしに来ました。冒険者になるにあたり気を付けないと規約はありますか?」

「依頼を受けるさいは原則としてギルドを通すこと・依頼人に乱暴狼藉を働かないこと・依頼の期限を守ること・冒険者どうしで乱闘しないことぐらいです。ここにある水晶に触れてください。そうすれば自分のギフトや今就くことができる職業などの自分の情報が表示されます。その情報はギルド職員の間で共有されますがそれでもなお登録したいなら触れてください」

 主人公達は了承し触れた。

 柊 龍兎りゅうと

 年齢:10

 職業:なし

 称号

 天魔の加護(秘匿)

 初代創世神の加護

 反逆神の加護

 剣神の加護

 転生の加護(秘匿)

 ギフト

 不老

 ギフト共有

 思念伝達

 刀術Lv1【刀剣術Lv5に統合変化】

 雷身化

 空間把握Lv1

 暗視

 武器強化Lv1

 防具強化Lv1

 武器精霊召喚Lv1(使用不可)

 装備

 雷刀らいとうミナカタ

 高校の制服(シャツ)

 高校の制服(ズボン)

 人工皮の革靴

 技能

 剣術Lv5【刀剣術Lv5に統合変化】

『統合変化ギフト刀術Lv1に技能剣術Lv5を統合、ギフト刀術Lv1がギフト刀剣術Lv5に変化』*あなた達以外は聞こえていません

 橘 香衣理かいり

 年齢:10

 職業:なし

 称号

 天魔の加護(秘匿)

 初代創世神の加護

 反逆神の加護

 転生の加護(秘匿)

 ギフト

 不老

 思念伝達

 ギフト共有

 神代錬成しんだいれんせい

 操作可能魔力量上昇Lv1

 属性付与Lv1

 魔法付与Lv1

 工房召喚Lv1

 錬成物質品質向上

 錬成物質能力向上Lv1

 装備

 オーブ×9

 高校の制服(シャツ)

 高校の制服(スカート)

 人工皮の革靴

 技能

 実験Lv8

 柳漸りゅうぜん 海斗かいと

 年齢:10

 職業:なし

 称号

 天魔の加護(秘匿)

 初代創世神の加護

 反逆神の加護

 転生の加護(秘匿)

 ギフト

 不老

 思念伝達

 ギフト共有

 爪術Lv1

 真実の眼Lv1

 天地歩行

 気配遮断Lv1

 模倣&貼付Lv1

 隠蔽Lv1

 格闘術Lv1

 装備

 雪爪せっそうスコル

 高校の制服(シャツ)

 高校の制服(ズボン)

 人工皮の革靴

 技能

 速読Lv9

 記憶力向上Lv20

『統合変化 技能速読Lv9に技能記憶力向上Lv20を統合 技能速読Lv9が技能視記憶に変化』

「グランド マスター、ドリフターが新しく三人来ました。全員特化です」

「ヒルダ、叫ばなくても聞こえている。特化はそこにいるガキ三人か。私は冒険者ギルド本部グランドマスターのバーバヤーガってんだ。さっそくだがお前らを含めて今年来たドリフターは六人だが残りの三人は知り合いか?」

「その内二人は知り合いですが残りの一人は一体誰なんですか?」

「勇者 藤堂 要 最初から勇者の職業についていて剣神の加護を持っているが依頼は護衛依頼だろうとその元凶を排除して受けたその日のうちに帰ってくる。それに聖剣レーヴァを持っているがそれを料理用の薪がわりにも使っているから歴代の勇者の中で一番聖剣を使いこなす始末、このギルドで登録したが最初からレベルが150あった。ヒルダ、私は仕事が残っているから後は任せた」

「そういえば冒険者にはランクみたいな強さや貢献度をはかる指標はありますか」

「ありますよ。一番下がランク11で通常冒険者登録をすればこのランクになります。そこからランクは依頼達成数と依頼評価値が一定までたまると上がり、ランク8からはそれに加えて試験官との戦闘、希少植物の採取、特定の魔物の討伐のいずれかの昇格試験を達成して貰います」

「どんなことをしたら除名処分が下されますか?」

「理由無く商品を奪ったり、人を殺したり、パーティーを組んでいたらメンバーに報酬を分けずに不当に多くの報酬を取得することです。それをしている場合称号に詐欺師や暴君・盗賊が増えていますので確認出来ます。ただ隠蔽のギフトを使える場合レベルが高いと称号が見えないように出来る為確認に時間がかかります」

「勇者以外の二人は何処に泊まってますか?それとこの近辺でお勧めの宿はありますか?」

「何処に泊まっているかは規則だから教えられないけどお勧めの宿はここの向かいにある銀狼亭がお勧めかな。名前から分かる通り冒険者が作った店でこの街で二番目に安全性が高いからお勧めだよ」

「宿に先に行ってそれから本屋に行く?あるならだけど」

「その前に一つだけ聞くことがある。ヒルダさん今までにドリフターが何人きたのかとそのうち特化は何人か教えてくれ」

「あなた達で合計400人そのうち特化は30人ね。後本屋ならアルバート書店がいろんな本やスクロールがあるから気になる本も見つけやすいと思うわ。場所はここを出て右に三件隣」

「聞きたいことは聞けた。本屋の場所も教えてもらったから早く宿屋に行くぞ」

「新規のお客様ですか?私はパリスといいます。この宿屋の店主で冒険者をしています。冒険者の方なら銀狼と言った方が分かりやすいかもしれませんね」

 そうカウンターに立っていた身長175㎝前後で白い髪に青い瞳をした狼の獣人が声を掛けた。

「ここはまだ4人泊まれますか?出来れば部屋は別で」

「構いませんよ。何日泊まります?食事はここで食べますか?」

「とりあえず3日で食事はここで食べます」

「分かりました。食事代を含めて5000ルピーになります」

「ヒルダさんに二番目安全なところと言われてきたんですけど何でそこまで安いんですか?」

 海斗達が5000ルピーを支払った後、香衣理がそう質問した

「私がこの宿屋を作った理由が駆け出しの冒険者でも気軽に泊まれる宿がなかったからです。昔は駆け出しの冒険者は、ほぼ野宿だったので死亡率が高かった。でもこの国は戦力が必要、私は野宿を無くして死亡する人減らしたかった。利害の一致ですよ。だから、駆け出しの冒険者でも泊まりやすいように値段が安いんです」

「ありがとうございます。この宿屋の夕飯の時間は何時ですか?アルバート書店に魔導書と魔物の図鑑が欲しくて行く予定なので知りたくて」

「3時間後です。鐘が鳴るので鳴ったら帰って来てください」

「分かりました。じゃあ三人共早く行こう。店が閉まらないうちに」

「私はここの国家元首に少し用があるから書店についていけない」

「分かった、あかね以外の三人で行って来るけど用って何?教えられる範囲内でいいから教えて欲しい」

「少し気になる事があるから確認、伝えられた情報よりも反応が多いし、城の中は人がいつもより忙しそうにしてるから何があったか聞いて来る」

「了解しました。終わったらこの宿屋に集合でお願いします」

「早く見に行かないと日が暮れるから早く行くよ」

アルバート書店に主人公達三人が着くとそこには蒼色の髪に緑色の目で身長175㎝ぐらいの男と茶髪に黒い目で身長180㎝ぐらいの男の二人の男がいたそのうちの茶髪の男が主人公達を見てこっちに来る。

「私はここ、アルバート書店の店主、アルバート・ソーンアルマです、もう一人はランクノーナンバーの冒険者のギドラさん、ここにはいろんな本がありますがどんな本をお探しで?」

「ここには魔導書と魔物の図鑑を買いに来ました、知り合いに単語や色の魔物は別格の強さを持っていると聞いているので姿だけでも知っておこうかと思いまして」

「それなら私が教えるわ、この中で一番適任のはずだから」

そう言いながら店の奥にある魔導書の棚の方から肩まで届く銀髪に身長165㎝前後で青い目をした女性が出てくる、アルバートさんはそれを見て声をかける

「ラプラスさん、あなたは世間では死んだことになっているんですから迂闊に出て来ないでください」

「私はついさっき少し名前を言われたけどラプラス・ミラドといいます、少しの間よろしくね」

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