現代に転移した魔法使いと地球の守護者の少女の地球防衛大作戦
杵露ヒロ
第1話 異世界転移!こすぷれってすんごい!
とある世界。淡い光が包む白い空間。
3人の少女が光のゲートの様なモノの前に立っている。
「この世界はもうわたくし達がいなくても大丈夫ですね」
「そうね。みんな十分に成長したし」
「ああ」
3人の少女はゲートの方を見て言う。
「これからはそれぞれの使命のもと、他の世界に」
「そうだな」
何処か名残惜しそうな3人。
「まっ、また何処かで会えるでしょう!湿っぽいのはナシナシ」
と1人の少女が手を振る。
「じゃあ、あたし一足先に行くわね!2人とも元気で!」
少女の1人は元気よく、光のゲートに入って行った。
ここは、東京都江東区有明3-11-1。
『東京ビッグサイト』である。
今日は長年続く大人気作品の大規模なイベントが催されている。
Stardust Heros Saga~星屑英雄譚~
という、シェアドワールドの作品である。
今なお、新しいエピソードが様々な作家の手によって紡がれている作品で、「スタサガ」の呼称で親しまれている。
元々はライトノベルの作品だったが、近年メディアミックスも展開し、数度にわたるアニメ化やコミカライズがされている。
最近はソーシャルゲームも展開し大ヒット。
その人気に拍車がかかっている。
販促ブース。交流ブース。フードコート。イベントブース。そして、コスプレブース等多くの人々で賑わっている。
そんな大イベントで賑わうビッグサイトの一角に、ゲートを越え、少女は現れた。
「どこ、ここ?」
歩きながらキョロキョロと周囲を見回す。
見たこともない材質で出来た建物だ。
だが、何処か賑やかなのは伝わる。
少女が歩いていると…
「あー、お姉さん。コスプレブースはこっちじゃないですよ。迷っちゃいました?」
Tシャツにジーパン、腕にはスタッフと書かれた腕章をした男性が少女の案内を始める。
「いやー、それにしても完成度の高いコスプレだねぇ」
あはは、とから笑いの少女。
(こすぷれって、なに?)
とは、聞けず。流れに身を任す。
しばらくして
「ああ、ここですよ。楽しんでくださいね」
とスタッフの男性は去っていく。
少女は目を見張る。
知っている面々がたくさんいるのだ。
「すごーい!ノアのコスプレですか!めっちゃ完成度高いじゃないですか!」
ん?なんで、あたしの名前知ってるの、この娘?
心の中で呟く、少女。
少女の名前はノアという、ノア・セリーナ。
髪の毛の色は金で肩甲骨くらいまで伸ばされている。
瞳は翡翠色、白い肌をしていて胸は大きい。
赤い唾広の羽根つき帽子に、同じ色の襟なしの上着。
上着は高めの位置でベルトで止め、上着とほぼ同じ丈の黒いスカート。
スカートと同色のニーハイソックスに膝までのブーツ。
白い手袋。
首や耳、ベルトのバックルや腕には見事な装飾のアクセサリー。
「ノアは人気キャラだからねー。コスプレしてる人も多いよねー」
ノアに声をかけてきた少女もコスプレしている。
辺りを見回すと、ノアと同じ服装をしている女の子が何人もいる。
「えーと、あなた、ニーナ?」
「あ、分かります~?わたしニーナが大好きで~、この衣裳は…」
ニーナとはノアの親友の女の子。
そのニーナの姿をした女の子に声をかけると、その娘のニーナ愛をこれでもかというくらい聞かされた。
「あ、そこのニーナとノアの人!ポーズ決めてこっち向いて~!」
撮り専の人に声をかけられ、流れのまま適当にポーズを決める、ノア。
「わあ!ありがとー!」
ニーナの姿をした女の子はすごく喜んでいる。
「ん~、あなたニーナの服着てるけど…あの娘より大きいわね」
ニーナ、というキャラは胸が小さい事を悩んでおり、その事をひたすらにノアにいぢられる事で有名だ。
そのエピソードが何処か超然としているニーナのなかに普通の女の子を感じさせ、人気を集めている。
ノアはから笑いをし、話しかけられる人にとりあえず話を合わせていく。
「はぁ~、つかれたぁ…」
その後、ノアは引っ張り凧。
一段落ついたと思って、ベンチに腰かけてため息。
「あら?疲れちゃいましたか?」
眼鏡の女の子が声をかけてくる。
清楚な感じの女の子で、コスプレはしてない?
「あはは、こういうのはじめてで」
ノアは答える。間違いではない。
今しがたこの世界に着たことを除けば。
「あなたはこすぷれってのしてないのね?」
少女は小首を傾げ
「ええ。わたしは作品の大ファンですけど、コスプレまでは…」
少子はポーチの中から小さい水筒を取り出す。
「よかったらとうぞ?まだ口つけてませんから」
ありがとー
ノアは水筒の中身を飲む。
「ん?これ、珈琲ね!美味しいわ!」
大魔導師ノアは、珈琲が大好き。
スタサガの作中でも多くの珈琲好きエピソードが語られる。
余談だが、今日のビッグサイトのフードコートでは
「大魔導師ノア厳選!極ウマ珈琲ショップ!」
というコラボブースが展開されており、賑わっている。
なお、この少女の水筒の中身もそのショップで淹れてもらったものだ。
「本当に見た目だけでなく、中身までなりきってるのね?」
珈琲を愉しむノアに声をかける少女。
「見た目は。ともかくとして。あたし、ノアよ。大魔導師ノア・セリーナ。その、何て言うか、本人?よ」
怪訝な顔をする少女だが、話はきちんと聞いている。
この少女は現実主義で、自分で見て聞いて体感したものを信じる事にしているのだ。
…………
「つまりは、その、あなたはわたしたちからすればお馴染みの作品のスタサガの世界から世界を渡ってここに来たってこと、よね?」
ノアの話を聞き、状況を分析した結果を、少女は話す。
ノアは「そうよ」とだけ答えて少女の水筒の珈琲を飲み続ける。
……にわかには信じがたい……
けど、少女には信じるに足る個人的な理由がある。
「分かったわ。あなたの事信じる。わたしはナユタ。布瑠部ナユタ。16歳」
ナユタと名乗った少女は右手を出してくる。
「ノアよ。見た目は16歳」
ノアも右手を出し、しっかりと握手する。
遥か、海の底。
最も、ビッグサイトに面しているから東京湾だが。
その海底を進む不穏な影。
「ふふふ。愚かで矮小なニンゲンども、平伏させてやるぞ、ふふふ」
呟きながらソレは海中を進む…
ビッグサイト
「あー、いたいた!」
先程ノアをコスプレブースに案内した男性が現れる。
「あら、お兄さん。どうしたの?」
「いやー、キミを探してたんだよ~。イベントのノアの公式レイヤーさんが熱中症で倒れてしまって。たまたまみた完成度が半端ないノアがいるって話をしたら、見つけられたら連れてきて!って言われてさ」
事情を説明するスタッフ。
あたしの、公式れいやーさん?ってなに?
小声でナユタに聞くノア。
「スタサガでは、モデルさんやプロのコスプレイヤーさんを使って寸劇とかしたりしてイベントを盛り上げてるのよ」
あ、この娘、こういうの始めてなんで。とフォローするナユタ。
とりあえず、こすぷれとは作品の登場人物と同じ服装をすることだとノアは理解した。
「でも、あたし寸劇とか無理よ?」
「そこは此方がうまくやるよ。台詞は声優さんが当ててくれるから」
せいゆうさん?また知らない単語が…
(声でお芝居をする役者さんだと思って)
またもナユタは小声でフォロー。
ノアはう~んと腕を組んで一考。
「いいわよ、何か面白そうだし。ただ、あたし一人だと何も分からないからこの娘に同伴してもらってもいい?」
スタッフの男性は「ありがとう!掛け合ってみるよ!とりあえず行こう!」
2人を楽屋裏まで連れていく。
「うわあ!ホントすごい完成度!」
紹介されたノアは親友のニーナとナイルのコスプレをしたモデルさんやプロデューサーに誉められる。
「2人ともそっくり!すんご~い!」
ノアは親友2人のコスプレイヤーさんに驚く。
「よし、やりましょう!素人さんが出れるように台本は修正したから。三聖人の出番まで後2時間くらいだから、1時間くらい練習しようか!」
プロデューサーは決断する。
「頑張ってね」
ナユタはノアの肩をポンポンと叩く。
そして、ノア達の番。
ノアは台本に合わせてポーズをとる。
台詞は声優さんが当ててくれる。
すると、プロジェクションマッピングで演出された本物さながらのド派手な魔法のエフェクトが展開する。
会場は大盛り上がりである。
「あ、あれなに?」
特設ステージの海の見える方を指差す1人の観客。
すると、海から上がってくる巨大な影。
「ふっふっふっ…妾は『深淵なる叡知』クトゥ・ル・ルー。愚かで矮小な地上のニンゲンどもよ。深淵たる海の支配者たる妾の下僕になるか供物になるか選ばせてやる、さあ、選ぶがいいわ!」
クトゥ・ル・ルーと名乗ったそれは触手の様なもので威嚇をしてくる。
身体は女性型。
青と緑を混ぜたような髪色をしており、大きく10房程度に分かれている。
顔のすぐ横、耳にかかる辺りが特に長い。
さながらイカの足の様であり、ふわふわと蠢いている。
衣服は着物の様な感じで、やはり深い海を思わせる色である。大きめな三角形の帽子が特徴的だ。
巨大な海月の様なモノに騎乗している。
「ねえねえ、ニーナの人。あれも演出ってやつ?」
ノアにとってはこの手のモノは見慣れているものだが…
「ち、違うと思うけど…」
会場は次第にパニックになり始める。
「あれは、混沌?でも何か違う…」
それをみたナユタも呟く。
「よし!あたしの出番ね!」
そう言い勢いよく特設ステージから、現れたモノに向かっていくノア。
「ちょっとあんた!折角みんながこすぷれっての楽しんでるのに邪魔しないでよ!」
ビシッと指差すノア。
「なんだ、小娘?妾に歯向かうか?よい度胸じゃ!死ぬがよいわ!」
水流を放つ。
それを避け、反撃しようとするノア。
(あれ?魔法が出ない…って、そうか理が違うんだ、原界とは)
ノアは元々いた世界とこの世界の法則が違うことに気付く。
(とりあえず、この世界の理を理解するまで時間を…)
「ところであんた。邪神か禁書の類いね!」
ノアはクトゥ・ル・ルーから感じていた魔力の波長から正体を察する。
「ほう。妾の正体に気付いたか。それに、妾を直視して狂死しないうぬの精神力もなかなかのものよ。誉めてつかわす」
そりゃどーも
答えるノア。
「さて、もう一度言うけど。痛い目に合いたくなければさっさっと帰りなさい。帰らないと酷いわよ?」
右手の人差し指をビシッと指したままのノア。
「たわけ!ニンゲン風情が身の程を知るがよいわ!」
クトゥ・ル・ルーは触手の様な髪でノアを攻撃しようとする。
触手が動き始めたところでノアの指先がキラリと光ると、次の瞬間、クトゥ・ル・ルーの触手の様な髪が半分くらい吹き飛んでいた。
「…な、なに?」
何が起こったか分からない、クトゥ・ル・ルー。
「突き抜ける黄金の衝撃。ゴールドインパルス!」
ノアは立て続けに魔法を放つ。
クトゥ・ル・ルーの反対側の触手が吹き飛ぶ。
「しょうがないわよね~。天使の力も、魔族の力も、精霊の力も弱いから、仕方なく竜の力を使っちゃった」
舌を出すノア。
ノアの居た世界では多くの魔法の系統があった。
その中でも主になるのが黒魔法、神聖魔法、精霊魔法の3つの系統だ。
ヒトよりはるかに強い力を持つ存在の力を一時的に行使するのための力だ。
黒魔法は魔王達、神聖魔法は天使達、精霊魔法は文字通り精霊の力を行使する。
だが、この地球ではノアの世界の魔王や天使の力を行使することが出来ない様だ。
精霊の力を使う事は出来るようだが、かなり力が弱く、魔力の調整が少し難しい。
「り、竜種の力だとぅ…」
クトゥ・ル・ルーに焦りが見える。
そこで、ノアが選んだのは魔王や天使よりも上位の存在である竜達、その竜のなかでも最高位の竜皇(ハイランダー)と呼ばれる存在の力だ。
竜種は神に匹敵するかそれ以上の力を持っているとされている。
解釈にもよるが、それはこの地球の伝承、神話でも変わらない。
ノアは、ドラゴンジュエルという特別な魔導具を持っており、どこでも竜皇達の力を使うことが出来るのだ。
今、ノアが使ったのは「突き抜ける黄金の衝撃」の威名を持つ光の竜皇ゴールドインパルスの力を行使する魔法だ。
超圧縮された光のエネルギーで敵を撃ち抜く魔法である。
その威力は、先ほどの通り。
「う、うぬは一体…」
ノアはニヤリと微笑んで…
「大魔導師ノアよ」
それを聞いてポカーンとするクトゥ・ル・ルー。
「誰じゃ?それ?」
ノアはこの世界、つまり地球では小説やアニメの登場人物なのだ。
ノアが微妙に悔しがったのは言うまでもない。
そもそもヒトではないこの邪神がノアの事を知る由もなわけだが…
ノアとクトゥ・ル・ルーの戦いは続く。
触手や水流を避けては光の一撃を繰り出すノア。
「ふっふっふっ。最初は竜種の力と聞き驚いたが、妾の再生力の前では児戯にも等しいわ!」
「んー、確かにすんごい再生力ね。でも、あんた程度の邪神何か目じゃないのよね!」
「小娘が!ほざきおるわ!」
このバトルも演出だと思い始めたギャラリー達。
「す、スゲエ。あの娘マジでなりきってるわ~」
「あの娘もガーディアンズなのかな?」
「さあ」
ギャラリーの会話。
それを心配そうに見守るナユタ。
胸元のペンダントをギュッと握り混む。
………
この戦いは長期戦の体をなしてきた。
無限に近い再生力を誇るクトゥ・ル・ルーに対してノアは攻め手を決めあぐねているのだ。
実際、ノアが本気を出せばクトゥ・ル・ルー程度の邪神など敵ではない。
ただ、それは元々いた世界での事。
理の守護者でもあるノアからすれば自分の力がこの世界に与える影響を考える方が問題なのだ。
「しゃーないか。この手で行きますか!」
作戦を決め、早速行動に移る。
「観念しおったか、小娘が!うぬの強い魔力!妾への供物にふさわしいわ!」
髪の毛の触手と乗騎の巨大な海月の触手で四方八方から攻撃する。
「やべえ!オールレンジ攻撃じゃん!」
ギャラリーも沸き立つ。
そして、その触手がノアを捕らえる!
ノアの身体を包み込むように触手を巻いていくクトゥ・ル・ルー。
「ふっふっふっ。妾の勝ちじゃな。さて、その芳醇な魔力と生気をたっぷりと頂いてくれるわ!」
勝ち誇る邪神。
『あ~あ。まんまと引っ掛かったわね~。あんた、もしかしてすんごいお馬鹿さん?』
ノアの声が響く。
いつの間にかクトゥ・ル・ルーの周囲には紫色の霧の様なものが展開されていた。
「紫艶なる幻惑。パープルテンプター!」
「な、何じゃ?なにが起こっておる?」
クトゥ・ル・ルーは全ての感覚を狂わされていた。
『無駄よ。パープルテンプターの霧は全ての感覚を崩壊させる。こと、人間じゃないあんたは感覚器官も多いだろうから余計に、ね』
今、ノアは竜皇の1つ。「紫艶なる幻惑」の威名を持つ、パープルテンプターの力を使った。
ノアの言う通り、あらゆる感覚を崩壊させる力を持つ。
(本当は感覚崩壊で廃人にしちゃう様なおっかな~い力なんだけどね。まー、一応、邪神ってことね)
ノアは少しだけ感心し、クトゥ・ル・ルーに近寄る。
『じゃあ、いくよ。お馬鹿な邪神さん?』
感覚が崩壊しているため、ノアに触れられていることも気付かない、クトゥ・ル・ルー。
「封印術式、展開!!」
ノアが取った手は邪神を封印してしまおうというモノだった。
複数多重魔方陣が展開され、邪神を包んでいく。
一際目映い光が放たれる。
「へぇ。これがあんたの本体ねぇ」
ノアの手には一冊の本が握られていた。
「うわ!気持ち悪!人皮で装丁されてんじゃん!何か湿ってるし、生臭いし、脈打ってるし…」
ノアの足元には10歳くらいの姿に縮んだ、クトゥ・ル・ルーがいた。
「ぐぬぬぬ、この様な辱しめをうけるとはぁ…」
悔しがる小さくなった邪神。
ノアが邪神を封印したことで、大歓声がビッグサイトの特設ステージに、沸き起こる。
ショー(だと思われている)の熱気も冷めないまま、ノアは楽屋に戻ってきた。
「やっぱり、ノア推しだよなー」
「いやー、現代の技術も半端ないところまできたな~」
などとギャラリーは盛り上がっている
「大丈夫?」
真っ先にナユタが駆けつけ、カップに入ったアイス珈琲を手渡す。
「ん、ありがと♪」
ノアは珈琲の香りを楽しんでからアイス珈琲を口に運ぶ。
「ん!さっきのと違う豆ね!」
「す、すごい。分かるんだ…」
まーね
ご機嫌で珈琲を飲むノア。
「でも、悪いわねえ。立て続けにこんな高価なものご馳走になっちゃって」
ノアのいた世界では、珈琲は非常に高価なモノなのだ。
「あ、そうか。あのね、この世界では、珈琲はすごく一般的な飲み物なの。誰でも買えるわ」
ノア、本日一番の驚きである。
「そ、そうなの?一般的ってどれくらいに?」
ナユタはノアに安いものなら100円程度(通過の説明はもちろんした)で飲める事を話す。
「す、すんごーい!!!!!飲み放題じゃん!」
そのノアの様子を微笑ましく思うナユタ。
(本当に、スタサガの大魔導師ノアなのね)
「ねえ、ナユタ」
唐突に話しかけるノア。
「こすぷれってすんごいね」
その目線はコスプレブースに向けられている。
彼女からすれば見知った仲間達。
それぞれの人が彼らを気に入って、その格好をして楽しむ。
「ま、あたしは本物だけど、みんなを喜ばせることできたかな?」
「ええ。それはわたしが保証するわ。何せ、この会場内で一番興奮してるの、多分、わたしだもの」
そして、少女2人は声をあげて笑うのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こうして、あたし。大魔導士ノア・セリーナは別の世界にやってきたワケ。
来てみれば、あたしの仲間達のこすぷれってのしてる人達でたくさん!
みんな、そっくりですんごい!
まぁ、来て早々、邪神みたいなのの襲撃があったけど、あたしの敵ではないわけ。
それにしても、ナユタって娘、良い娘よね!
別の世界に来て最初に会えたのがあの娘で本当に良かったと思ってる。
でも、あたしにとってのワクワク、ドキドキはまだまだこれから!
さぁーって、何が起こるのかな?
楽しみ~♪
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