第7話
サソリの砂粒の谷までクリスの運転するオープン・カーでリーエはウトウトとしていた。クリスはそんなリーエを気遣った。度重なる戦闘で疲れているのだ。それとアドレナリン超加薬は、様々なドーピングの中でも特に人体に負担が多かった。
「ハッ!!」
リーエは突然起きだし「クリス!! スピードを上げて!!」ソードエネルギーの一刀を抜いて。
「フン!!」
真上に円を描くようにソードエネルギーを振った。SFTSの緑色の血液が高速の車体の後方へと大雨のように降りしきる。
空から超巨大な恐竜型SFTSの首が忍び寄っていたのだ。
「そのまま走って! 更にスピードを上げて! 追いつかれる!!」
プラズマショットガンを抜いたリーエは、オープン・カーから後方へ向いた。
「な、何事です?!」
車のソニエルはさすがに驚いて叫んだ。
「いいのよ、リーエに何もかも任せましょう!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます