牽牛花

恋するJK

プロローグ

私は罪深き人間だ。

沢山の幸せを、愛を奪った。

それなのに幸せを、愛を求めた。

手にしてはいけないのに。

それほどに私は最低な人間だ。

もはや人間ではないと言える。

早くこの平和な星から去るべきだった。

でも、そう思うとなぜか泣きたくなるのは、きっと愛おしすぎる彼のせいだ。


彼も相当変な人だ。

だって、こんな私を愛したのだから。

人間とは言い難い私を、愛してくれたのだから。


ねぇ、お餅君、私のこと、愛してる?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る