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  • SF風味のある導入に、めくるめく幻想的な異界の描写に、ぐいぐい引っ張られて読み通しました。
    次々と提示される世界の断片を「こうかな……?」と脳内で映像に組み立てては、何度も「違った」と組み替え直す、その繰り返しがとても楽しかったです。「森って森じゃないんだ」とか「手足が二本ではなかった……」「鱗?」などなど。トラベルさん、そこもうちょっと詳しく……!って何度もこぶしを握り締めていました。

    滅びゆく世界で淡々と繰り返される歳時記からは、儚さとともに森の民としての矜持のようなものも感じ取られて、すごく興味深かったです。
    そんな感じですっかり夢中になって報告書を読んでいたため、一歩間違えればただでは済まなかった、とあらためて知った時はゾクッとしました……。無事帰れて本当によかった……。

    読み応えのある世界をありがとうございました!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます! 活力になりますありがとうございます!
    森の風景描写や、森の民の身体的特徴に関しては、また別の話で描写ができたらと思っています…!(森の民の身体描写をすると、どうしてもホラーに寄りすぎてしまうので、今回は残念ながら省きました)。 
    幻想的だと思っていただけて嬉しいです!

    森の民の矜持を感じ取っていただけたなら、作者冥利に尽きます…! 彼らの矜持を特に美しく書きたいと意識して頑張ったので!

    そうですね。
    トラベルさんが言われた禁を素直に守っていたから、ヨモツヘグイを危険視した先生が真っ先に食事を送ったから、森の民が矜持を重んじる人々だったから、そういった要素が組み合わさって、トラベルさんは戻ってくることができました!

    三度になりますが、感想、ありがとうございました!!