第24話 エッチな夏で、野菜の収穫も、ピンチ。盆の菊も、お節料理用のアワビなども、ピンチ。あら、エッチだね♡観光だって、大ピンチになるんだぞ。

 夏の教えが、うっふんな感じで、続いていった。

 「温暖化ってね?野菜の収穫にも、影響しているんですよ?」

 温暖化で、リンゴやブドウ、ナシ、モモなど…、たくさんの果物や野菜の色も、悪くなってしまう。

 「形がちょっと変わっていても、美味しいぞ!」

 そう考えて、食べてくれた世代なら、良いんだけれどねえ…。

 今どき世代は、病的、デリケート。

 「あれ?曲がっているぞ?」

 「ちょっと、黒ずんでいるわね」

 「大きすぎる…」

 「エッチねえ」

 少しでも、規格に外れてしまうと、いやがる。なかなか、買ってくれない。

 「しまった。うちで作っているナシが、日焼けしてしまった!」

 日焼けは、かわいらしい言い方なんかじゃあない!

 作っている農家の人にとっては、本当に、笑えない問題。ちょっとでも、基準からずれれば、売れなくなっちゃうんだ!

 「値引き、値引き!」

 これでは、農家が、もうからない。

 農家の収入が、ピンチ!

 「菊の開花の時期も、変わってしまうそうなのよね?」

 「そうなんですか、モスキー子様?」

 「あふ…あふ」

 「盆の時期、墓にそえる菊がないということで、大あわて」

 「温暖化は、日本の文化や風習も、傷付けるんですよね?」

 「あふう…」

 「エビやアワビも、取れなくなっていく」

 「おせち料理も、大ピンチ」

 「あ…ああん」

 「エビやアワビで、エッチ」

 「それ言っちゃあ、ダメですよ?モスキー子様?」

 「それからね…君?」

 「はわあ…」

 「ほら、君!私たちのような蚊を叩く子には、もっと、痛みを、勉強してもらわなくちゃ!」

 「そうだ、モスキー子様?温暖化って、観光にも、傷を残すんですよね?」

 「あふう…あふう!」

 温暖化で、冬の気温が、上がりすぎてしまうと…?

 大滝が、凍りにくくなり。

 流氷が、減り。

 スキー場も、泣かされた。

 「雪が、足りません!」






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