第18話 美味〇んぼのような国民的マンガは、あのくらいやらなくちゃいけない?…って、言うな!でもあれって、ある意味、バ✕ル世代のおとぎ話。

 「あらら。…ゆ×りの、クセに」

 「私、してほしいな」

 「…」

 「エッチな意味じゃ、ないけどね?」

 「…わかったよ。取れば、良いんだろう?」

 「かかったね!」

 頼まれてしまうと、男は、ついつい、やってあげようとしてしまう。小柄な女性が相手なら、なおさら。

 「あら、できるんだ」

 「…当然だ。俺は、ゆ×り様なんだぞ!」

 すると、モスキー子様が、ダッシュで、寄ってきた。

 「言うわねえ?」

 「暑い夏で、おかしくなっちゃっている感じですね。モスキー子様?」

 「開けてびっくり、玉手箱!」

 「あ、ステキな言い方ですね。モスキー子様?」

 「その言い方は、美味○んぼに、出てきたと思う」

 「そうでしたか。読み返して、みます」

 「開けてびっくり、玉手箱!地域によっては、よく使う言葉らしい。皆に支持されるからこそ、輝く言葉」

 「さっすが、モスキー子様?」

 「美味○んぼって、食べ物のマンガなんだけどね…」

 「何です?」

 「ちょっと、壊れかけたことも、あった」

 「…ええ?」

 「テレポーテーションの場面が出てきちゃったり、するのよ?」

 「そうでしたっけ?」

 「ずいぶん前の、話だけれど…」

 「はい」

 「フツー、かなり遠くにいく場合は、出張じゃない?」

 「ええ。東西新聞社でも、海外出張とか、ありますものね」

 「でも…。海外出張じゃなくって…。テレポーテーションをしたのよ」

 「まじですか、モスキー子様?」

 「あのマンガ…。たまに、壊れちゃうの」

 「世界の食は、テレポーテーション!」

 「国民的マンガは、あのくらいやらなくちゃ、いけないのでしょう」

 「モスキー子様?」

 「何です?」

 「それって、おかしくね?とか、言われなかったのでしょうか?」

 「バブルの時代は、何でもありの努力」

 「ですかね」

 「努力をする大切さを、ゆ×り君にも、教えてあげたいわ」

 






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