終わりまでが長い旅

@yuuriki

第1話 これが始まり?

 私は気づいたらベットの上だった。起き上がることは出来なかった。私は確か死んだはず…。どうして生きているのかも分からない。状況が掴めないでいたから、周りのメイドのような人に聞いてみようとしたのだが、

「あぁうぅー」

この言葉しか出てこなかった。

 数年がたち、私は今10歳だ。今思うと、前の世界で死ぬ前は、36歳だった。若い頃に死んだなぁ。もう少し、長生きしたかった。けれど、過去のことを後悔したってしょうがない。今分かっていることは、ここはシュースイー王国だと言うこと。この国では、魔法が使えるらしい。ほぼなんでもありの世界って感じだ。今はまだこれぐらいのことしかわからない。

 あれから8年経ち、私はもう立派な大人だ。そして、私の家は、王国でも相当上の地位だと言うことがわかった。そのため私は、書庫に入りやすかったのでよかったと思う。けれど、そのおかげで多量の勉強をさせられた。

 そして数年後、両親が他界した。今、私は23歳くらいだろう。そして今、なぜかこの王国の王妃になっている。貴方は王妃だと、初め言われた時は意味がわからなかった。けれど、王が誰なのかを見てようやくわかった。王は、幼馴染の陸という男の子だった。私は、陸のことを愛していた。陸は、

「少し、出てくる」

と言って、外へ出た。私は、この国の王なのだから、すぐに帰ってくるだろう。と思っていた。それから、5年間。陸はまだ帰ってきてない。今では、噂が立っているぐらいだ。今は早く帰ってきてほしい。子供がいるからだ。この子の為にも。けれどその願いは叶わないかもしれない。明日、この子を産むからだ。明日聖霊の森へ行ってこの子を産む。民たちにはへ精霊女王との交流行ってくると言っておいた。

 不安が募る中私は明日の出産のために精霊女王の元へ向かった。

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