【設定資料集】ミストリアンクエスト

用語集：ほ・ぼ（５件）

◆冒（ぼう）険（けん）者（しゃ）　　◆設定／職業／称号

この世界・ミストリアスにおいて、自由を謳（おう）歌（か）する者たちの総称。

正確には〝職業〟ではなく、ならず者やゴロツキといったものと同じ〝呼び名〟に近い。何らかの組織に属していない冒険者は、言うなれば〝無職〟と大差ない。

冒険者は基本的に世界を旅し、街の人々からの依頼を解決して報酬を得たり、洞窟や異界迷宮（ダンジョン）といった探索地を攻略して得た宝などを換金して生計を立てている。なかには盗賊行為や暗殺、傭兵といった物騒な仕事を専門に請け負う者も。

また、魔物を積極的に退治することも冒険者の役目となっており、彼らの存在によって街の周辺は安全に保たれている。

近年、特に冒険者らの活動が目覚しく、〝冒険者の時代〟とも呼ばれている。

また、ファスティアをはじめとした世界各国の街が冒険者らの来訪を前提とした街づくりへと移り変わっており、名実ともに世界を動かす中心的な存在になりつつある。

初登場：第１章

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◆冒（ぼう）険（けん）バッグ　　◆アイテム／魔（ま）道（どう）具（ぐ）

携帯バッグのうち、冒険者が用いるために特化されて作られたものを指す。

基本的な性能は携帯バッグと大差ないが、過酷な環境でも破損しないよう耐久面での強化が施されている。

携帯バッグと同様に、糧（りょう）食（しょく）など生物由来の物品や液体などは収納することができない。

長らくの間、その仕組みは謎であったが、ある人物の言葉によって〝異空間〟を利用した魔（ま）道（どう）具（ぐ）であることが判明した。

初登場：第１章

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◆魔導生命体（ホムンクルス）　　◆魔物／人類／人造生命型

あの〝博士（はかせ）〟が造った魔物だ。

なんか、色んな偶然が重なって〝生まれちまった〟ッて感じだったな。

見た目は、一つ眼のデケェ巨人ッてところだな。

最初は魔（ま）導（どう）兵（へい）と一緒で、カタコトの単語しか話してなかったんだけどな。少しずつ話すのが上手くなったり、感情的になったり。

なんかよくわからねェけど、「絶対に倒さなきゃ」ッて思ったんだよな。

――でも正直、倒して良かったのか、本当は自信が無ェんだ。

トドメを刺す前に、あんなモンを見ちまったしな……。

まッ、皆には言えねェけどな！――だって仲間たちが力を合わせてくれたおかげで、なんとか勝てたようなモンだ。アレで良かったんだ。きっとな。

そういや、コイツッて元は〝あの人形〟なんだよな？　あの親父（おやぢ）さんの所にあった。なんで、こんなモンが生まれたんだろうな？

あン時は聞き流してたけど、確かクレオールに「変なこと」を言ってたような？

……いや、考えるのはやめとくか。

なんとなく、知らない方が良いような気がするぜ……。

攻撃方法は殴りつけたり触手を伸ばしたり。

降（こう）魔（ま）の杖や魔（ま）導（どう）兵（へい）と一緒で、〝念動波〟ッて能力も使ってくるぜ。

それに、戦闘中もどんどん進化してるみたいで、終いにはものすごい光線まで撃つようになりやがった。本当に、あれ以上戦いが長引くと危ないトコだったぜ。

それにしても、「生きたい」ッか……。

……ああ、なんでもねェ！

よしッ、気持ちを切り替えて、次の冒険に向かおうぜッ！

解説者：冒険者・エルスさん

初登場：第２章

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◆魔導生命体（ホムンクルス）　　◆設定／錬金術／人造生命体

かつて、錬金術によって生み出されていたとされる人造生命体。

創（そう）生（せい）紀（き）の終了と共に消滅し、再（さい）世（せい）紀（き）においても個体や製法が復元されることはなかった。

現代においては〝禁呪〟の一つとなっており、たとえ製法が判明したとしても製造することは禁止・または厳しく制限される。

また、その生殖の過程から、ゴブリン族を魔導生命体（ホムンクルス）だと揶（や）揄（ゆ）する者も少なからず存在する。しかしながら、当のゴブリンたちは否定も肯定も行なうことはなく、ただ意味深に「イシシッ！」と笑い返すのみである。

初登場：第２章

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◆ボルモンク三（さん）世（せい）　　◆人物／科学者／博士／錬金術士

自称・未来の創造神にして真理と真実の探究者。通称・博士（はかせ）。

元・ネーデルタール連合王国の貴族であり、ノーム族。

カールした紫色の髪とヒゲ、白衣を着た姿と眼鏡が特徴的。

信仰心の強いノーム族らしく、神学と錬金術に傾倒しており、それらを組み合わせた学問、〝科学〟の道へと のめり込んでいった。

しかしながら、神への理解を深めるごとに、神と世界に対する不信感が増大。ついには倫理観を逸脱した非人道的な研究や実験に手を染めることとなった。

性格は尊大にして非情。極めて残忍ではあるが、どこか詰めが甘く間が抜けている。そのため、助手であるゼニファーからも、時おり冷たい視線が向けられることも。

ミーファが狙っていた賞金首でもあり、長らくの間ランベルトスの商人ギルドを隠れ蓑（みの）にしていた。しかし、自身の悪行が〝ボルモンクの陰謀〟として知れ渡ったあとは、どこかの秘密基地にて潜伏生活を行ないながら、日々邪悪な研究を続けている。

初登場：第２章

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