用語集:ふ・ぶ(6件)

◆ファスティア  ◆場所/拠点/交易都市


アルティリア王国の交易都市。

さいせいに誕生した比較的新しい街でもある。

〝冒険者の街〟として広く知られ、冒険者のみならず世界中から旅人や商人が訪れている。


元々はアルティリア王都西部一帯を占める〝大農園〟の一画に建てられた、個人趣味の小さな酒場だった。

周囲に遺跡や洞窟などが点在し、特に異界迷宮ダンジョンと呼ばれる探索地が多数発見されたことから多くの冒険者が集まり、現在の街へと発展した。


街の拡大は未だ治まる気配もなく、日々新たな家や商店が誕生している。

開発の影響か、よくなアルティリア国内にも関わらず、周囲には荒地が目立つようになった。しかしながら、今でも農地として保護されている区画も存在し、作物の生産を行なっている。


当初は国王も、王国の食料庫ともいえる大農園の開発に難色を示していたが、ファスティアから得られる経済効果を高く評価し、今では街に自治権を与えるまでになった。


形式上の統治者は〝ドワーフの酒場〟を仕切る老ドワーフなのだが、彼は酒にしか興味がなく、優秀な弟子たちに政治全般を任せている。

正式な軍は持たないものの、〝ファスティア自警団〟と呼ばれる義勇兵団が組織され、日々 街や周辺地域の安全を確保すべく活動を行なっている。



管理表記:FIRSTIA


初登場:第1章



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◆フォルス  ◆魔法/精霊魔法/炎/攻撃


初級の精霊魔法。

術者の周囲に複数の火球を生み出し、対象へ向かって発射する。


基本的に、火球は矢のように形を変えた状態で撃ち出されるが、術者のコントロール次第ではそのまま投げつけたり、機雷のように空間へ配置しておくことも可能。


炎という特性上、身に着けた装備を燃焼させる、呼吸をがいするといった方法で、魔法への抵抗力が高い〝人類〟に対しても有効な攻撃手段となる。

また、当然ながら使い所を誤ると、自身や仲間の身までも危険に晒すことになる。


日常生活で扱うには危険すぎるため、まき松明たいまつなどに火を点ける際には呪文を用いず、魔力によって魔力素マナを燃焼させることで行われる。



詠唱呪文:エフエルエス


初登場:第1章



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◆フラミト  ◆魔法/精霊魔法/水/妨害


水の精霊魔法の一種。

対象の足元に水溜まりを発生させ、そこから伸びた粘性の触手によって動きを封じる。

触手に絡めとられた相手はあらゆる運動能力が阻害され、攻撃面・防御面ともに大きなハンデを背負うこととなる。


魔法そのもので直接的なダメージを与える心配がないため、相手を傷つけずに捕らえるといった場面においても活用が可能。



詠唱呪文:エフエルエムアイティ


初登場:第2章



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◆ブリスデミス  ◆魔法/闇魔法/妨害


昏睡の闇魔法。闇の女神による意志〝ちょうあい〟を表している。

対象を催眠効果のある霧で包み込み、昏倒させると共に体力を奪う。


この霧には毒性が含まれており、たとえ目覚めたとしてもしばらくの間は満足に動くこともできなくなってしまう。

体力が弱っている者には致命傷にもなりかねず、病死に見せかけることもできるため、過去には暗殺者ギルドによって好んで用いられていた。



詠唱呪文:エルアイエスディエムワイエス


初登場:第2章



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◆フレイト  ◆魔法/精霊魔法/風/付与


主に高速移動に用いられる、風の精霊魔法。

自身のからだを風の結界で包み込み、短距離ながら高速飛行を可能にする。

太陽ソルの下で空中飛行を行なうと〝太陽ソル閃光ひかり〟にかれる危険があるため、使用の際には低空飛行が徹底されている。


空を飛ぶという感覚に憧れてか、この魔法を目当てに風の精霊と契約を結ぶ者も多い。しかしながら、素人がいきなり使うには難易度が高く、前述の太陽ソルに関連するもの以外にも、衝突や墜落といった事故が絶えない。


高速移動という特性上、移動のみならず戦闘に用いられる場合も多々あり、これを使用した戦術を組み込んでいる兵団や武装組織も存在する。



詠唱呪文:エフエルアイティ


初登場:第1章



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大盟主プレジデント  ◆世界観/文化/役職


ランベルトスの支配者級ルーラーギルドの一つ、商人ギルドの盟主。

作中においては主に、現在の大盟主プレジデントであるシュセンドをさす。


支配者級ルーラーギルドの残り二つ、〝盗賊ギルド〟と〝暗殺者ギルド〟は性質上、表舞台に立つことは無いため、実質的にランベルトスの国家元首として扱われている。



初登場:第2章



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