用語集:た行

用語集:た・だ(7件)

◆ダインスヴェイン  ◆アイテム/武器/大型剣/銘品


アリサの祖父・ラシードが孫娘のためにこしらえた大型剣。

幅広の剣身の中央部には刃に沿う形でくり抜かれており、長大な魔水晶クリスタルが埋め込まれている。この空洞は軽量化も兼ねており、見た目以上に扱いやすい。


この剣は彼女らの旅立ちに際して贈られたものだったが、アリサは「筋肉がつくから」という理由で自宅へ置いてきてしまっていた。


しかしながら、エルスいっこうが激戦が予想される〝帝都奪還作戦〟に備えてアルティリア王都へ帰郷したことで、無事にアリサの手元へ戻る。


魔法が苦手なアリサの欠点を補い、魔法が得意なエルスとの連携を最大限に発揮できるような趣向が施された逸品であり、ラシードいわく「この剣があれば最初から無双できたのに」とのこと。



初登場:第3章



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◆ダークエルフぞく  ◆人類/種族


人類の一種。魔物の上位種族である魔族と、エルフ族の間に誕生した者がダークエルフ族となる。


エルフ族の欠点だった肉体の脆弱さがなくなり、高い身体能力に加え、絶大な魔力も併せ持つ。その反動ゆえか、極端に短い寿命しか持たず、長くとも20年前後で命が尽きてしまう。


また、光の神の加護を失っており、光魔法を扱うことができない。

〝セフィド〟をはじめとする治癒魔法の効果は問題なく受けられるが、同時に〝エンギル〟などの攻撃魔法も通用してしまう。

その代わり、闇魔法による攻撃は一切受けつけない。


エルフ族の掟においては魔族との繋がりを持つことは禁忌とされており、ダークエルフ族を誕生させた者は〝里〟からの追放を言い渡され、二度と故郷へ帰ることは叶わない。



遺伝情報:DM/MD


初登場:第1章



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だいしん殿でん  ◆設定/場所


神をまつる神殿のなかでも、特に大規模なものを指す。

作中においては基本的に〝ミルセリア大神殿〟の通称として用いられる。



初登場:第1章



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◆ダズド  ◆人物/執事/ゴブリン族


ゴブリン族の青年。ザグドの弟。

ザグドの技術力に目をつけたボルモンクさんせいにより、人質に近い形で研究所に囚われていた。


その後、〝ボルモンクの陰謀〟の混乱に乗じて研究所から逃走。紆余曲折を経て異空間と化したガルマニア帝都に辿たどいていた。

異空間内にてエルスたちとのかいこうを果たすも、共に現実界へ帰還することはなく、異空間の消滅と共に姿を消した。



初登場:第3章



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◆ダブレイ  ◆人物/冒険者/人間族


アルティリア王都近郊の異界迷宮ダンジョンに潜伏していた冒険者。

報酬に釣られてボルモンクさんせいの悪事に加担し、仲間らと共にひとさらいに従事していた。



初登場:第3章



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異界迷宮ダンジョン  ◆設定/場所/係争地


ミストリアスに存在する洞窟や遺跡といった係争地の中で、一定の条件を満たしているものを指す言葉。単に〝迷宮〟と呼称される場合も。


その条件とは〝何も無かった場所にとつじょとして入口が現れる〟〝定期的に内部の構造が変化する〟〝内部には予め、罠や宝箱が設置されている〟といったものが存在する。こういった現象が起こる仕組みや発生の原理については謎が多く、未だ全容は解明されていない。


内部には魔物が出現する可能性が高く、高濃度のしょうも充満している。また、迷宮の名の通り非常に迷いやすい構造となっており、定期的に構造が変化することも相まって非常に探索の難易度が高い。


不用意に立ち入ってしまうと最悪、生還が不可能となってしまうため、充分な準備を整えた上で挑戦したい。



初登場:第1章



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迷宮探索者ダンジョンクエスター  ◆設定/職業


冒険者のなかでも異界迷宮ダンジョンの探索に特化した者の総称。

単に探索者クエスターと呼ばれることもあるが、異界迷宮ダンジョン以外に挑む探索者クエスターも存在するため、あまり好ましい呼称ではない。


戦闘能力もさることながら、高度な光魔法をはじめとした探索用の技術を多数習得する必要がある。また、他人への窃盗行為から足を洗った盗賊が、罠の解除やかいじょうといった技能を生かし、迷宮探索者ダンジョンクエスターへと転身することも。


基本的に異界迷宮ダンジョンにはパーティを組んだうえで挑戦することが一般的であるため、メンバーに1人は迷宮探索者ダンジョンクエスターが居ると探索効率が格段に上昇するだろう。



初登場:第3章



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