フットボール論 七式
七式
ユルゲン・クロップがリヴァプールを去った日(2024/5/19)
The Normal One.
ユルゲン・クロップ がLiverpoolでのラストマッチを前に開設したInstagramにて、自らの立場を表した言葉がこれだ。実に彼らしい、彼の性格そのままの言葉だと思った。
9年前、ドルトムントでの実績をひっさげ、監督として名門クラブを率い始めた彼はクラブに数々の栄冠をもたらした。そして5/19/2024、アンフィールドにて行われたウルブス戦を最後にLiverpoolに別れを告げた。
試合後、スタジアムに残った人々への別れの挨拶。彼の言葉には愛が溢れていた。いや、愛が全てだった。
彼は語った。サポーターが寄せた彼への信頼は彼の力ではなく、「信じることは自らが望まなければ意味がない。それを選んだのはあなた方だ」だと。
また、サポーターを「スーパーパワー」だと賞賛した後、「これからはサポーターのひとりとして、あなた方を心から愛している」「100%あなた方を信じ続ける」と伝えた。
最後に、自ら着ていたパーカーの背中にある『You'll Never Walk Alone』の言葉と共に再び感謝の言葉を告げ、挨拶を終えた。
最後まで、笑顔だった。
最後まで、愛を伝えていた。
最後まで、彼らしかった。
Liverpoolで見せてくれた素晴らしいフットボールと
彼の笑顔を、
僕たちは決して忘れない。
これからの彼の人生に祝福を。
そして最後に。
彼と共に僕もまた、この言葉を胸に刻もう。
『You'll Never Walk Alone』
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