start10 . 裏ボス女帝、勇者達と再び再会する
あれから、私は王宮内に新たに獲得したスキル影法師を試運転がてら使って忍び込んでいた。
この影法師というスキルを使用した見たけど、色んなモノの影を移動も出来れば、木や物はたまた人の影に同化できることが分かった。
私としても認識阻害できるようなスキルはあるけど、それはただ、見えないという訳では無いから、使い勝手が悪いことからつかってはなかったのよね。
それに比べてこの影法師、応用が効く所か私が目に入るところなら、影で移動ができるとかもうチートよね〜、まぁ、でもこれからのことを考えたら便利なので、使っていくんだけどね。
そうして潜入して、王女がいるであろう王宮内の深い森の中に小さな1件のこじんまりした屋敷がそこにあった。
私はその家に近づく、そこに王宮の騎士らしき者たちが、2人いた為少し様子を伺う。
そういえば、確か今は王女は、勇者の一個上だから17だったかしら?容姿がゲームのそれとは限らないし、もしかしたら普通に暮れしてるかもたけど、まぁ、でも私の計画の為にも攫わないとね。
私はそう思い2人が離れる所を伺いながら待って、1人が離れたことを確認して私は、影法師で、今屋敷の正面にいる人物の背後に周り、口を押えて気絶させる。
「っ!?うぅっ!ぐっ!・・・」
私は気絶した騎士を森の影に置いてもう1人の騎士が帰ってくるのを待つ。
「あいつどこに行ったんだ?仕事サボるなよな」
「それはごめんなさいね、あなたもさっきの騎士と同じようになるんだけども、許してね。」
「何奴!ぐはっ!うぐっ...おのれ... ・・・」
もう1人の騎士も無力化して、私は王女がいる屋敷へと足を踏み入れる。
「ノックしてもしも〜し、ちょっと少し古いわね(笑)」
そんな風に、私は呟いて王女ロザイアに向けて言葉をかける。すると、足音らしき音がし、扉を開けてる。
「夜分に、どう言ったご要件でしょうか?あとここにいた騎士達はどちらに行かれたのですか?」
「遅くの訪問、失礼します。私は隣国のエスアル王国の辺境領からきた、クラネル辺境伯の令嬢ヒビキと申します。
こちらにこの国の王女が住んでいる聞いて尋ねてきた次第、こちらの手紙を読んでもらうために、参りました。」
「....っ!?少々お待ち頂けますか!」
「えぇ、構いませんできるだけ良い返事が、来る事をまっております。」
私がそう言うと、侍女であろう者が、急いで王女の所に向かい言伝をしに行った。
そして数分後に侍女が、こちらに戻ってきて「許可が取れました」といって私を王女の所にとうしてくれる。
「すみません、自己紹介がまだでしたね。私の名前はミーファ・ロインと申します。一応、私自信が騎士爵を賜っていますが、今は王女様の専属侍女として王女様のお世話をしております。気軽に呼んでもらって構いません。」
「わかりました、ではロイン卿と呼ばせてもらいますね。」
私はそう言い、王女の所へと向かう
❈❈❈❈❈
私は王女がいる部屋の前に着く
「姫様、クラネル様をお連れ致しました。」
「どうぞ、お入りください」
王女からそう言われ、私とロイン卿は「失礼します」といい中に入る。
そこに居たのは、ゲームで見たよりも少し幼い姿の王女様が、椅子に座っており、作法や形式も学んでいるのだと思うほど、整って姿勢をしていたので、良かっと思う。
そして私は、膝をつき王女に頭を下げて言葉を告げる。
「初めまして、ロザイア王女殿下、私は隣国の辺境伯領の娘で、ヒビキ・クラネルと申します。この度の訪問なのですが、王女殿下に伝えたいことがあり参った次第です。」
私はそう言い終えて、顔を上げで王女を見ると少し慌てたように答える
「私の名前はロザイア・B・エルフィールです。畏まらなくても大丈夫ですクラネル様、私はただの婚外子なので、そんな事をしなくても大丈夫です。」
そんなことを言うので、私は少し強く答える
「それはなりません、私は婚外子だったとしても王家の血筋なのです、そう自分を卑下してはなりません。私とて辺境伯の養子なのですよ。
これは一部の人しかしりませんがね。」
私はそう言ってにこやかに微笑むと王女は少し気が軽くなったのか、緊張が解れたようだった。
「そんな、私でさえ貴方様のことは耳にしております。幼い頃から剣術や魔法を覚え、色々な所で魔物やダンジョンを制覇してるのは、聞いたことがあるぐらいですから。」
「殿下が、私のようなものをしっていたことは嬉しい限りですが、失礼かもしれませんが、これから話す内容は、殿下にとって少し荷が重い内容ですがそれでも大丈夫でしょうか?」
「 . . . .えぇ、覚悟は出来ておりますので、お話くださいませ。」
殿下がそういうので私はまず、ギルマスと協会、それから私が行う内容の手紙を殿下に渡す。それを1つずつ確認する殿下は真剣そうな目で、手紙の内容を読んで最後に私の手紙を読まれて、驚きの表情を
「この書かれた内容は真実なのですか?. . . .まさか闇ギルドが、壊滅....するなんて」
「えぇ、昨日の夜に全て片付けさせて頂きました。闇ギルドは、我々の土地にも来ていた事もあったので、速やかにくっ!んん!退治させていただきました。」
「それは、本当にありがとうございます。あのお父様...いえ、あの愚王が働いていたことは私も最近密かに分かってはいたのですが、何分動けないので、祈ることしか出来ませんでした。」
そんなことを、呟く殿下に私は告げる
「殿下、失礼かもしれませんが聞いてもよろしいでしょうか?」
「大丈夫ですよ、なんでしょうか?」
「殿下は、勇者アラン・レイラックの事をどう思っておりますか?手紙を読んでいた時に勇者の書かれている内容も含まれていたと思うのですが、その時少し嬉しそうだったと思うので、少し聞いてみたくなりまして。」
「え!?それは....その....うぅ....」
そんなことを私はつぶやくと殿下は、顔を真っ赤にして少し俯きながら、答えてくれた。
「彼は、一時期この森の中に入って来たことがありまして、その時はまだ勇者ではなかったのですが、凄く頼もしくて色んなことを話してもらいました。
私はそんな彼が忍び込んで私に話しかけたことが凄く嬉しくて、今でも彼が魔王を倒す旅に行かれた時から、お慕いしております。」
「そうですか、それを聞けて私は安心しました。これから話す内容は、手紙に書かれていないことを話したいと思います。
色々と早めに行いたいので、手短に話させてもらいますがよろしいでしょうか?」
「えぇ、構いません」
そう言われたので、私はこれから行うことを話す、内容は王国の奪格とこれから、ここを抜け出して勇者達のところに向かうこと、そしてこの国の王を断罪し、殿下と勇者を結婚させて王に据えることを順序よく話す
それを聞いた殿下は少し恥ずかしそうにしていたが、決意は硬そうだと、思える表情をなさっていたので、少し安心した。
「――という内容なんですが、殿下は大丈夫でしょうか?」
「えぇ、大丈夫です。5年ぶりに勇者アラン様に会えると思うと少し緊張はしますが、大丈夫です。」
「ありがとうございます、それではここを抜け出して、勇者達の元へ向かいましょうか。侍女のロイン卿もご一緒に行かれますよね?」
「えぇ、私は王女さまの侍女なので、お供致します、それからクラネル様、この際なので、ミーファ呼んでもらえないでしょうか、これから共闘する方に、堅苦しく呼ばれるのは少しあれなので、」
「それなら私も、ロザイアと呼んでくださいませクラネル様!これからは堅苦しく呼ばなくても大丈夫なので、私もそう呼ばれたいです!」
「わかりました、ミーファそれから、ロザイア様」
「「ありがとうございます、クラネル様」」
それから私達は、王宮内を密かに抜け出していく、私の後に着いてくる2人に認識阻害系の魔法を掛けて、王宮内を難なく出る。
❈❈❈❈❈
それから私が用意した馬車に、スフィア事イリスが馬車の先端に乗って待っていた。
「クラネル様、無事にお戻りになられたこと嬉しく思います。」
「えぇ、待っていてくれたありがとスフィア、ロザイア様後ほど、彼女を紹介しますので、こちらの馬車に乗ってください。」
「分かったわ、ミーファも乗りましょ」
「はい姫様」
そう言って乗り込み馬車を走らす、音がしたら怪しまれるので、魔法で馬車の車輪の音を、消して走らせる
それに乗り込んだ2人が、少し驚いていた。
「クラネル様は、凄いですね詠唱もなしにこのようなことが出来るとは」
「これぐらいなら彼女、今馬車を弾いている、スフィアも出来ますよ。」
「そうなのですね、私は魔法が少し不慣れなので、少し羨ましいです。それにスキルも曖昧なものなので....」
「そうなのですね、なら私がロザイア様に簡単な魔法のコツを教えて上げましょうか?」
「え?よろしくのですか!?」
「全然構いませんよ、ロザイア様でも使える物をお教えしますので危険はありませんから」
そう答えると、嬉しそうな笑顔で、ミーファを掴んではしゃいでいた、それから、魔法のことと侍女兼護衛スフィアのことを、話して過ごしている内に、2人とも疲れたのか、寝てしまわれたので、私は収納魔法で毛布を出して被せる
それから、日が開けて魔王討伐を終えて帰ってきているであろう。あの時聖女フェレスにあった近くの街までつく。
そこで私はスフィアことイリスに、私のスキル変幻でステータスの表示を少し弄って変える。あの時は、姿がそのままだったので、ローブを着たが今回は、このまま会うので変えることにしたのだ。
そして、私達は街についた前よりも少し古びた馬車なので、そこまで目立たないように工夫はしたからよかった。
私は寝ている2人を起こすべく声をかける
「ロザイア様、ミーファ起きてください、街に着きましたよ。」
そういうと最初にロザイア様が起きて背伸びをする
「うぅーー!!ふわぁ〜おはようございます。クラネル様」
「おはようございます、ロザイア様」
そういうと、ミーファの方も起きたのか目を開けてこちらを伺って、やってしまったとばかりに少し顔が赤くなる
「すみません!あとおはようございます姫様にクラネル様...うぅ...なんという失態!」
そんなことを言いつつ私とロザイア様に
そして、私はロザイア様とミーファに勇者がこの街にいることを話して、スフィアをロザイア様の傍に使えて、私は街の人に聞き込みを入れて、勇者が何処にいるかを尋ねる
しばらくして、よく勇者達が使う宿付きの酒場で、過ごしていると言われたので、私はスフィアとロザイア様達がいる馬車へと戻る
「確かな情報が入りました、前にここに訪れた時によく使っていた宿付きの酒場にいるらしいので、そこに行ってみましょう。
それからロザイア様とミーファはこのただのローブですが、来て貰ってもいいですか?やはり見た目が少し周囲に惹き付けしまいそうなのでお願いします。」
「わかりました、そうした方が良さそうなのですね、ミーファもいいわね」
「はい、かしこましました」
私は2人にローブを渡して外に出てもらい、例の酒場に向かう――
――そして、私達は、再び勇者達と、再開し私達は事情とこれからのことを、話す段階へと進むのであった。
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お読み下さりありがとございます!!
楽しんでもらえたならいいね👍この作品オススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m
少し長くなりましたが、次回は、王都奪還計画をお話となっております。
不定期投稿ですが、待っていてくれると嬉しいです。
それでは、次回をお楽しみに✋(´ᴖωᴖ`)
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