閑話 聖女 フェレス・ヴェルマーレン


フェレス視点勇者メンバー含む


start04のフェレスがエルシラに出会って別れたあとの〈物語〉となっております。

この出来事でRPGのSTORYとはかけ離れていく要因になってくるので少しだけ長くなっていますがご了承くださいm(_ _)m

それではフェレス視点どうぞお楽しみください


✣ ✣ ✣




あの出来事があって私は急いで仲間達がいる宿へと走り出す。

あのローブを着た得体の知れない者の事も伝えないといけないけど、

あの者たちが持っていたものが間違いないならあの土地のダンジョンはもう無くなっているということになる。



急がないと「こんなことになるなんて....」と呟きながら私達が止まっている宿に着き行き良いよくドアを開ける


「バタンっ!」

「はぁ..はぁ... アランはいる?!」

「どうしたんだフェレス、そんなに慌てて?」

「どったのよ?」

「どうかしましたか?フェレス?」


宿の広間にいたアラン、フラン、ヘレナが不思議そうな目でこちらを見て呟きそれでもどこか心配そうに声をかけてきた。


だが少ししてアランが何かを察したのか真剣な表情で呟く


「そんなに慌てるということは何かあったのだな、ここだと人が多い部屋に言って話した方が良さそうか?」

「えぇ.. その方がいいわ」

「わかった、先に言っててくれ少ししてから向かうから」

「分かったわ、私達の部屋に行ってるからよろしくね」

「あぁ、まかせてくれ」


そして2人が私の背中を撫でながら部屋へと向かう


「皆さん、お騒がせして申し訳ない少し急用が出来たためこれで失礼します。」


そう言って彼女達のいる部屋へと向かう


「それでフェレス何があったんだ?

君がそこまで慌てるということは相当なんだろ?」


アランがそういってから私は信じたくはないがその事を口にする。


「えぇ、信じられないかもしれないけどこれから話すことは事実だからちゃんと聞いてね」

「あぁ、わかった」

「了解だよ!!」

「分かりましたわ」


みんながそう言い私は息を吐き話し始める


「ここから、数キロ先にあるジュリアの大森林にあるダンジョンで私達が信託を受けて回収しないといけない神具アイギスの鏡がある者達に回収されていたの」

「それは間違いないのか?」

「えぇ、私達は炎の女神様から

加護を授けられているからそれが神具は見ればそのオーラで分かるわ、

あれは間違いなく神具だった」

「そうなのか...」「そうなのですねそれだとダンジョンは...」

「神具が回収されたということは多分前神具を回収した時と同じで無くなってると思う」


「そうなのか....それでその神具を回収した者達とは誰だったんだ?

君の目でその者達のステータスは見たんだろ?」

「それが....」


3人はどうしたんだと不思議そうに眺めているどう説明したらいいのかしら



❈ ❈ ❈



「確かに、私はその者達のステータスを見たけど、全く分からなかったの...」

「分からなかった?どういうこと?」

「説明すると難しいんのだけども、2人ともフード付きのローブをきていて、魔力もその人特有の色もなかったわ

そしてステータスなんだけど1人はモヤがかかっていて分からなかった、

あと一人は名前からステータス/スキルまで文字化けしていてなにも分からなかったのですが現れて私が目にした瞬間私は何も分からないのに震えが止まりませんでした。」


「そこまでの者達がいた事とそれでもどうなるか分からないのに

ステータスを見てフェレスが無事に帰っできてくれたことに女神に感謝しないとな」

「ほんとだよ!そんなこと聞いたら怖くなってくるよ」

「そうですわね、でも今は無事にフェレス帰ってこれたことを喜びましょ」


みんながそう言ってくれたことに私は安堵したがまだ話さなければいけないことがあるのでみんなに話しかける


「でもまだ話があるの」

「わかった、君にの所に現れたということはなにか聞いたんだろ?」


こくりと頷き話す


「その者達は、神具回収はこれだけだから安心してと言っていたわ

それでお詫びにこれから向かう四天王のアラクネと次に向かう予定のレイスの情報を話してくれたの

真実なのかは分からないけどあそこまでの実力なら情報としては大丈夫だとは思う」

「そうだな、わざわざ神具を回収して此方に現れたのだから

まだ親切な人達なのかもしれないが本当かも分からないから一応は覚えて置くとしよう」


2人もこくりと頷き話し始める


「明日向かう四天王のアラクネの情報は至ってシンプルだった『私の魔法でエリア内つまりこのジュリアの大森林全体に魔物だけに効くステータスダウンの結界を貼っておくわ』とその者は言ってたわ」


「それが本当なら有難いけどその者達の意図が分からないな」

「確かにねww でもそれが本当なら私達は楽が出来そうね」

「でも本当信用できるの?フェレス?」


そう言われたのでその者の次の言葉を皆に伝える


「まぁ、そう聞いて納得はしないだろうと言っていたから続きの言葉を言うわね『信用しろとまではいわないわでも、このアイテムで信じてくれたら嬉しいのだけど』と言われて収納魔法から出した物を投げ渡された物がこれ」


渡された物をアイテム袋から取り出し机の上に載せていくとみんなは驚きの表情でそれを見た、渡された時は驚愕でかなり驚いたけど、渡された物がこんな有り得ないものだから納得せざる負えない


「こ...これは本当に本物なのかい?フェレス」

「えぇ、信じたくはないけど私の『神眼』で見たから間違いないわ」


そこに置かれていたのは『黄金の果実』と言われるアイテムでこれ一つ食べるだけで《Lv5上昇全ステ+300 / 総てのスキルLv1up》する幻のアイテムなのだ、これ一つでお城が建てるほどの代物を4つも渡されたとなれば信じるしかなかった


「これでは信用せざる負えない... だがこの果実を持っていること魔王級もしくはそれより上...だがそんな事を考えても仕方がない

次の情報を聞いてから皆で考えればいい」


アレンはそう言いフェレスに次の情報を話すように言う


「分かりました、次の情報は四天王のもう1人レイスのミレイでの情報の言葉です。

『ミレイの攻略法はこの神具を使うのだがこれは渡せないから他の方法を教えるわね

普通のレイスなら魔法や魔法の武器で対処は可能だけどミレイは魔法と物理攻撃は効かないのよだから、あなた達の1人確かフランドル・アルミラージが気功の使い手だったわよね?

気功は自然の其の物の力だからミレイに効くの物理でも気功は纏う事が出来るはずだからフランドルに伝えなさい

今どこまで纏えるのかは私は分からないけど完全にマスターすればミレイなら倒せると思うから』と言われたわ」

「え?なんでそんなことをその人は気功の事知ってるの?」

「私達もフランの気功は会った時に知ってたけど詳しいことは聞いてなかったからどんなものなの?」


フランはそう言われたのでどんなものかを説明する


「この気功ってのは、さっきも言ってたけどこの自然界に漂う生命力?みたいなものを媒体に使う技なんだけど、おじいちゃん曰く『仙術』?のスキルを持つ者しか使えないんだ

でもこの気功は私達が独自に編み出した技で本当に私や師匠おじいちゃんしかしらない纏まで知ってるとかもう信用した方がいいかもしれないよ」


これを聞いて皆は突然現れた者達を警戒を怠らないように、残り2人の四天王を倒し、魔王の元へできるだけ早く行けるようLvやスキルを上げて挑むことを決意するのであった。



✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣✣


お読み下さりありがとございます!


楽しんでもらえたならいいね👍この作品オススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m


次回は聖女が住まう王国へ赴く予定更新は未定です....

8月の終わり頃には更新できるといいなぁ〜(遠い目)

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