第27話 トリックルームはセーフハウス
俺の作り話をどう思ったかは分からないが、トリックルームに戻ったエリーゼは落ち着いている様子だった。
一先ずはエリーゼの着替えを手に入れられた。そのかわりにスラムのゴロツキから狙われるハメになったが、着替えの確保は必須だと考えていたから必要経費と割り切ろう。
エリーゼはどう見ても良いところのご令嬢って容姿をしているし、着ていた服もシルクみたいに触り心地が良かった。
いずれ迎え来るだろうが、いざ迎えが来てみたら着の身着のままは、無礼討ちされるかもしれない。
ともかくこれからの事を考えると頭が重くなる。
「逃げるしかねーよな…」
あれだけのゴロツキに姿を見られた以上は、今までと同じ様にゴミを換金するのは難しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます