第3話 ゴミ山
「ぐっ」
体の痛みを切っ掛けに意識が浮上する。
「がッ…ゴホッ!」
喉に詰まった血塊を吐き出すと、冷たい空気が喉を通って肺に送り込まれる。
「ゴホッ…ゴホ。あー、何だこの匂い?」
食べ物が腐った様な腐敗臭から、汚水の吐き気を催す匂い。その他にも複数の匂いが風に流れて鼻孔を攻撃する。
そんな匂いの発生する場所に寝転んでいるのかと、白蓮は痛む体を無理やり起き上がらせた。
「何だ…体が縮んで、声も高い?」
どこぞの探偵漫画でもあるまいし、体が縮む薬を投与されるのは考えにくい。何か持ち物の1つでも無いのかと体を弄ってみると、ズボンの右ポケットから1枚のカードとあのコンビニで買ったカードパック入っていた。
「
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