第2話 日常のはずが…
「おはよ!」
「ん…」
「水口さん、今日俺朝起きたら学校行く時間まで後10分しかなくて焦ったんだ〜!後10分とかやばいよね!?」
「そう…だね」
ゆうきはいつも喋りかけてくれてこんな口下手な私でも普通に接してくれる。
そんなゆうきが私は気に食わない。
私はゆうきみたいななんでもできる奴は裏があると思っているから。
実際そういう奴にいじめられたことがあるからトラウマからきているのもあるのかもしれない。
でも…
「こんにちは。水口さん?」
急に話しかけられてびっくりした。そして何か危険な香りがして警戒をした。
「どうしましたか…」
言葉がやっと出た。
「急に話しかけてごめんなさいね〜(笑)
私の名前は山田ゆきな。ゆきなちゃんって呼んでね〜!」
「わかりました。よろしくです…」
この人は何を考えているか分からないから余計に怖い。この人もゆうきと同じタイプなのかなと思った。
「ところで本題なんだけど〜。水口さんゆうきくんに色目使いすぎじゃない?私のゆうきくんなの!もう喋らないで」
それだけ言って去っていった。とても怖かった。だからゆうきに話しかけられてもそれから無視して逃げた。
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