Look at me.
@pianono
声
ああ、まただ。
スマホのアラームを止めた私は、おもむろに自分の頬に手を伸ばして一筋の涙の軌跡をなぞった。
たまに、こんなことがある。朝起きた時に、どうしようもなく悲しくて苦しくて、泣いていることが。
あまりにも恐ろしい夢を見ていたに違いないのだが、その内容はほとんど覚えていない。それは毎回同じ。そんな中でもひとつ、ぼんやりと私の中に残っているのは、誰かの張り裂けんばかりの泣き声だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます