第2回放送(前半)

[SE]オープニングテーマ曲


「こんばんは。限界地下アイドル天使サフィにゃんことサフィエルです。今日も皆さんお疲れ様で~す」


「2022年7月20日 時刻は午前3時。この時間はわたくしサフィエルがヘブンズゲートネットワークからお送りしております、限界地下アイドル天使サフィエルのオールナイト天国」


「はい、では、本日は放送第2回目ということで、前回はね、初めてということもあってだいぶ緊張してたんですけども、リスナーの皆さんはどうだったというか、どう感じてらっしゃったでしょうか?

 わたしも回を重ねていくごとにパワーアップ、バージョンアップできたらななんて思っています。

 前回に引き続き聴いてくださっているリスナーの方も、今回が初めてというリスナーの方も、そんなわたしを温かい目で見守ってくださるとうれしいです」


「でわでわ、早速リスナーの皆さまから頂いたメールを読んでいこうと思いま~す」


「ラジオネーム、見習い天使さんからメールを頂きました。ありがとうございま~す。

 サフィにゃんこんばんは。は~い、こんばんは。深夜のラジオ、いつも勉強のお供に聞いております。

 頭を使っているせいかもしれませんが、僕はこの時間になると必ずおなかが空いてしまいます。そこで酒豪のサフィにゃんに是非とも小腹を満たすオススメ夜食や簡単おつまみを紹介していただきたいです。それをおかずに僕は白飯を食います。よろしくお願いします」


「…ということなんですけども、うれしいなぁ、わたしね、サフィエルさんって呼ばれるのもうれしいんですけど、サフィにゃんって言われるのも好きなんですよぉ。

 深夜にラジオを聴きながらお勉強をということなんで、こちらの方は学生さんなんですかね? わたしね、お酒は好きなんですけど酒豪を名乗っていいほどお酒が強いかと聞かれると『むむぅ…』となってしまいますね。まあ人並み程度には全然飲めますけど」


「う~ん、夜食かぁ。わたし一応アイドルをやらさせていただいているのでぇ、プロポーション維持のために深夜にお腹が空いた時にはとにかく寝ることにしてます。

 それでもダメな時は人間界で忍者めしってあるじゃないですか? ああいうのが天界にも売ってて、それを食べて飢えをしのいでますかねぇ」


「それか、ホントのホントにガチでお腹が空いた時、どうしても我慢できないって時はゆで卵に塩をかけて食べたり、鯖缶を食べたりしてます。

 もうホントにね、わたしって、びっくりするぐらい太りやすくてぇ、わたしがまだ10代の頃にウインナーを豆板醤トウバンジャンとケチャップで炒めてそこにチーズをたっぷり乗せるっていうカロリーモンスターにハマっちゃった時期があって、その時は周りにも『太った?』なんて言われたし、マネージャーさんにも『仕事が減るから痩せろ』なんて怒られちゃいましたねぇ」


「うう… 全然質問に答えられてないですよね、わたし。あとは何だろう? オススメ夜食ぅ? ベタな夜食かもしれないですけどカップラーメンを食べた後に、スープにチーズとご飯を入れてリゾットみたいにして食べる? とかですかねぇ。ただ、おいしいですけど太りますよ」


「はい、では次いきま~す。ラジオネーム、オカンさんからのメールです。

 サフィエル様、初めてお便り致します。わあ~、ありがとうございま~す。

 大阪でしがない小料理を営んでおりますオカンと申します。

 最後のお客様がお帰りになり暖簾のれんを取り込んで、洗い物もすんでホッと一息つく頃に、もの悲しくなりラジオのスイッチを入れるとサフィエル様のお声が聞こえ、ああ、こんな時間まで仕事をしているのはウチだけではないんやと妙に安堵致しました。ウチも頑張ります。サフィエル様もどうかお気張りやす」


「はい、ということなんですけれども、うれしい~。何だろう、自分のラジオをこんな風に聴いてくださってる方がいらっしゃるんだなと思うとすっごい感動しますね。

 さっきのメールもそうなんですけど、こういうメールを頂くとホントにいろんなリスナーの方がいらっしゃるんだなぁって思いますよねぇ。

 この番組を聴いたリスナーの方の癒やしに少しでもなれればいいななんて思っていたりもしたので、ホントにこの番組やってよかったぁって! しかもお気張りやすって励ましのお言葉まで頂いちゃいました。

 オカンさん、わたし気張ります! もう気張りまくっちゃいます! オカンさんも頑張ってください! これからもサフィエルをよろしくお願いいたします!」


「わぁ~、何かちょっと体まで熱くなってきちゃいましたね。フフッ。

 え~、ということで、オカンさんにはメールだけではなくってリクエストまで頂いちゃいましたので、そちらの曲も紹介したいと思います。何でもとても思い入れのある曲なんだそうです。

 長谷川はせがわきよしさんの『別れのサンバ』です。どうぞ」

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