独白
Fluoroid
チラシの裏
いやあ、申し訳ねぇ。いや、何がどうってわけでもないのだが。いやぁ、ほんとうに申し訳の無いことをした。
いやね、悪いとは思っているんだ、本当さ。
でもよう、仕方が無かったんだよ。どうしようもなかったんだ。
いやぁ、本当に悪いことをした。そうあまり怒らないでくれ。悪いとはわかってるんだ。
何がどうこうでこういうことをした、なんてモンは何一つありはしないのよ。
でもさぁ、仕方がないじゃないか。
悪いとは思っているんだ。別に許してほしいわけでもねぇんだ。
いやぁほんとうに申し訳ねぇ。そんなに怒らないでくれ。本当に心から悪いと思っているんだ。申し訳ねぇっておもってるんだ。
いやぁ、本当に悪いことをした。気の毒だとも思う、本当さ。
どうしてもこうするしかなかった、ってわけじゃあない。こんなことにならない方法があったんだろう、そりゃあ。そしてそれは周知の事実だったんだろうさ。
でもさぁ、仕方が無かったんだ。だからそんなに怒らないでくれ。
本当に気の毒だと思うし、申し訳がない、悪いとも思う。
でもそんなに怒らないでくれよ。
お前が本当に正しいかどうかなんて、それこそ誰にもわかんねぇんだからさ。
独白 Fluoroid @No_9-Sentences
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