文学フリマ東京37に行ってきました。

11月11日の文学フリマ東京37に行ってきました。

「古池ねじ個人サークル」という名前でスペースを取って参加してきました。先日の創作BLのイベントJ.GARDENで出したものとほとんど変わらないのでBL本ばかりですが、サブローさんが「文学フリマっぽい本を出したい」ということで「わたしとカバとタージマハル」という可愛いエッセイをお預かりしました。旅行記で本当に面白い。サブローさんという人、面白過ぎる。

私は文学フリマ用に新刊はいいかな…と思っていたのですが、J.GARDENに出た時に「文フリにも行きます」とおっしゃってくれた方がいたので「じゃあ…なんか新しいものを持って行くか…」と「獣の檻」という100円の薄い本を用意しました。5000字ぐらいの短編で、私の好きな「ため息、倦怠、シーツの皺…」みたいなやつです(?)。誰にも読んでもらってないので面白いのかどうか、謎です。

文学フリマは結構昔からちょこちょこ一般参加しているのですが、今回は第二展示場の一階二階に第一展示場も…という規模になっててすごいですね。私が行きはじめたときは第二展示場の二階だけとかだった気がするのですが…。

J.GARDENに比べて私のサークルは全体的にのんびりした感じだったのですが、SNSで知ってはいるけれどまだお会いしたことのない他の参加者の方が来てくれたり、いつもイベントに来てくれる方が遊びに来てくれたりしました。

今回あんまり本の宣伝をしなかったせいか新刊、既刊関係なくまんべんなく本が出ていました。これは意外。サインをお願いされたのでびくびくしながら書いたり(字が下手で…)、既刊を布教用に…とまた買っていく方もいて楽しかったです。

サブローさんのエッセイは多分BLを読まない方が見かけて買ってくれたのかな…ということが何回かあって、嬉しかったです。文学フリマだ!


しかし一番びっくりしたのは、昔よく何人かで一緒に文学フリマに行っていた大学のサークル仲間が遊びに来てくれたことでした。六年ぶりぐらい?SNSも繋がってないし普段は連絡を取らないので、いきなりやってきて本当にびっくりしました。元気そうだね。

BLを読まない相手なので、色々検討してサブローさんのエッセイを買っていきました。なんとなくツーショットを撮って、先日のnote創作の授賞式で撮ったCEOとのツーショットを見せたら「おっさんとのツーショット集めてるの?」って言われました。集めようかな。

しかし一つ年上の友達が、自他ともに認める「おっさん」なんだなとしんみりしました。我々のサークル出身の人が商業作家になっていて、私が一瞬「知ってる子かな?」と調べたけど学年が一回も被ってなくて面識もない年下だったので、「もうその年代の人が立派な大人になってて…」って話をしました。おっさんとおばさんだ。

「あんたは何にも変わってないね」と友達は言ってくれたのですが、私からすればあんたも何にも変わってないよ、と思うのでした。会わない間に私はサークル参加するようになって、BLの同人誌を出すようになって、商業デビューもしていて、外見だってきっといっぱい変わっているのに。彼もきっと色々変わっているんでしょうが、文学フリマでくだらないこと言ってげらげら笑っているときは、私たちって本当に何にも変わってないのかもしれません。


文学フリマは次から入場料が必要になったり、その次はビッグサイト開催になったり、色々変わっていくのですが、やっぱり文学フリマにしかない楽しさというのがあるなあ、と思いました。また出たいです。


終わったあとはお隣のこいさんたちに初対面にも関わらずアフターに誘っていただきました。普通に遠慮とかせず行って、揚げ物いっぱい食べました。私、飲み会、大好き!

そういえば、大学のときからそうでした。やっぱり何にも変わってないのかもしれません。

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