薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ  season 5 〜闇の遺跡編〜

柚木 潤

それまでのお話

 実家の薬華異堂薬局に戻った薬剤師の舞はつまらない毎日を送っていた。

 しかし、亡くなった祖父から譲り受けた鍵で開けた扉の中に、不思議な漢方薬の調合が書かれた、古びた本を見つけたのである。


 そして、異世界から助けを求める手紙が届き、舞はその異世界に転移する。

 そこの世界には魔人の攻撃を示唆する洞窟が出現していたのだ。舞は不思議な薬を作る事で、みんなの助けになるべく行動する。

 その薬は魔人や魔獣にも対抗できる薬であったのだ。


 そんな中、魔人の王から舞を見るなり、懐かしい人を思い出させると。

 500年前にも、この異世界に転移していた女性がいたと言うのだ。

 それは舞と関係のある人物であった。

 その後、一部の魔人の襲撃にあうが、舞や魔人の王ブラック達の力で危機を乗り越え、人間と魔人の世界に平和が訪れた。


 しかし、500年前に転移していたハナという女性が大事にしていた森がアブナイと手紙が届き、舞は再度転移する。

 そして、黒い影に侵食されていた森を舞の薬や魔人達の力で復活させる事が出来たのだ。


 ところが、舞が自分の世界に帰ろうとした時、黒い翼を持つ人物に遭遇するのであった。

それは異世界から来た黒翼人で、舞に自分の世界に来てほしいと懇願する。

 そこには原因不明の病の女性がいて、舞の薬で異物を分離するのだ。

 そして、舞を探しに来たブラック達魔人により、昔に転移した一人の魔人を見つけるのだが、その事を隠して黒翼人として生活していたのだ。

 その理由や女性の病の原因をつきとめる事が出来たのだが悲しい結果となったのだ。


 そして舞は自分の世界に戻り、日常を取り戻していたのだが、秘密の扉の中の物が燃えて灰と化したのだ。

 舞はまた異世界への転移を考えるが、魔法陣は動かなかったのだ。

何とか舞は転移出来たが、その世界ではドラゴンが復活しようとしていたのだ。

 舞は命懸けでドラゴンの良心を目覚めさせる事が出来、世界は火の海になる事は無かったのだ。


 そんな時黒翼国の王子が、暗い森にある遺跡を見つけたのだ。


 

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