転生
第1話・転生?
『目…く…さ…わ…』
美しい女性のような声が聞こえて来た。
僕は死んだはずだ。これは夢なのか?
『目を開けてください、私の声が聞こえますか?』
さっきよりはっきりと聞こえた。これは夢では無いのだろう。
「聞こえてますよ」
と言いながら僕は立ち上がった。
『よかったです、ま、この後立つのはわかってましたけど』
この美女(美少女?)すごくムカつくやつだな。
「で、ここはどこでお前は誰なんだ?」
『ここは神界、そして私は可愛い可愛い女神ちゃんです!』
そう言いながらこいつは手でハートを作った。
うん、俺が苦手なタイプだ。
「それでなんで僕はここにいるんだ。僕は死んだはずだろ?」
これで死んで無いですよとか無いよな?
「はい、死にましたそして貴方は転生するためにここにいるのです。」
急に女神の雰囲気何変わった。
てかそれより…
転生だと?
「俺…僕は転生するのか?」
『あ、一人称変えてるの知ってるんで素でいいですよ。それと転生ですね。はい貴方は異世界で人間の魔王として転生します。
にしても久しぶりに見ましたよ人間と仲良くしようとする魔王。わざわざ口調も優しくしてたりして。』
一人称も口調もバレてたのか。
それにしても転生かしかも人間の…ん?
「お前俺が人間の何に転生するって言った?」
『あれ聞こえませんでした?貴方は人間の
まおうに転生するんですよ』
そんな…俺また魔王をしないといけないのか?
『貴方が魔王が嫌いなのは知ってます
ですが魔王は死んでもやめられない職業なのです』
そんな…
『で、す、が、貴方はこの女神ちゃんのお慈悲で魔王が人間の職業と認められてる世界に行くことになりました。』
え…?
『あっともう時間がないようです。それじゃあ頑張ってくださーい!』
その瞬間僕は光に包まれた。
急すぎじゃね?
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