スタンドはざわめいていた。

ざわめきの原因は俺だけどね。

俺はハイタッチを忍海先輩と交わしベンチに戻る。

忍海先輩はボテボテのゴロで倒れスリーアウト。

2回の攻防が始まった。

いきなり城北の4番加川がスタンドに強引に運びホームランを放った。

まじか、タイミング完璧に外れてアレとか。

ただ5番以降には全く打たせず仕留めた。

九條先輩は3球とも見送り見逃し三振。

そして田中先輩と甲部先輩も倒れスリーアウト。

危なげなく九條先輩は三者凡退にとってみせ、俺たちの攻撃が始まった。

河部先輩は三振。

兄さんも三振。

俺はギリギリのところでスプリットだと気づきスイングを修正してレフトへの三塁打。

忍海先輩はボテボテのゴロを打ち、俺はスタートを切っていたのでホームに突っ込みセーフ。

忍海先輩がアウトになってスリーアウト。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい