(四)
「刀神社」と看板が掲げられた神社はこぢんまりとした無人の神社だった。
肥富数馬は拝殿の階段を上がった。階段の木は古く、脚を掛けるとギシギシと音が鳴った。だからそっとゆっくり上がった。
中に入るには扉があったが、鍵は付いておらず、開けることができた。
すぐに中に入り、奥へ進んだ。中には壁際に竹箒が床に置かれているほかはなにも置いていなかった。
奥へ進むと扉があり、簡単な橋で本殿とつながっていた。数馬は扉を開いて先へ進んだ。扉を閉めて本殿への橋を渡った。そして本殿の扉を開けて中に入り扉を閉めた。扉の脇に身を潜め、拝殿の方を見た。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます