子宮の病気になった後から起きた出来事

子宮の病気になってから、何故だかわかりませんが、メンタルの浮き沈みを繰り返していました。

自分では、どうすることも出来ない感情が、いっきに押し寄せます。

それは、一人の時や、夜や、昼間も時間など関係なくやってきます。


街に出て、家族連れを見ると惨めで悲しくて、全てがキラキラしていた。私は、あのキラキラを掴まえる事は出来ない。そう思っては、よく泣きました。


その不安定なのが、病気が治り不妊治療をし妊娠した時にだけ一度治ります。不思議でした。悲しみも苦しみも何もなかった。

でも、流産をしてからはまたやってきます。それは、前よりも酷くて…。私を飲み込んでいく大きな闇でした。そんな闇に飲まれては泣き、口に出しては叶わぬ願いに泣きました。


自分を追い詰めていくだけの地獄が妊活でした。近所の人が、同じような時期に妊娠していたのも関係あった気がします。その人と会うのは嫌でした。三人目の子供、順調そうに育っていた。羨ましさや妬ましさは、ピークだったと思います。


そんな感情が、ホルモンバランスの崩れだと知るまでに数年かかりました。今は、メンタルが落ちる日は、ホルモンバランス崩れだしたねってぐらいに思うようになれました。


鬱々と過ごす日々は、今だってあります。乗り越えたなんて、嘘はつけません。子供が欲しかったのは、事実だし消す事など出来ないから…。


でも、今は前よりも自分の気持ちをうまく言葉にする事が出来るようになりました。

自分が、メンタルが落ちちゃうって日は、親戚の子供の投稿や前の仕事場の人の子供の投稿は見ないようになりました。見ると落ち込むのを知ってるからです。

だから、見ない。


そんな私の浮き沈みの激しい精神状態が少しだけ救われたのが、たまたま流れてきた浜崎あゆみさんのNonfictionって曲に出会った時でした。めちゃくちゃ泣きました。

何かわかんないけど、本当にそうだなって思った。

それと、あるBL作品に出会った事も大きかったです。そのお陰で、小説を書く事も出来ました。

色々あるけど、結果的にプラスになってるのかも…。


私の人生、後、何回諦めるのを繰り返して歩いて行くのかはわかりません。


もう、今は周りの人のキラキラを羨んだり妬んだりするのは少なくなりました。そうなれたのは、あの日、自分だけはその感情を否定しなかったからです。羨ましいよー、何であんたばっかりって口に出して吐き出してた。そして、溜めすぎた後、初めて夫にも話しました。夫も同じ気持ちを抱えている時があった事を教えてくれました。    


たくさん、口に出して、吐き出して、自分だけが認めてあげた。

だから、今、私は、前を向けてる。

心に閉じ込めてたら、きっと私は今もずっと鬱々した日々を過ごしてました。


口に出すのってすごく大事です!

そして、その感情は持っていていいものだと認める事も大事です。


その感情は、いつか、小さくなっていってくれるものだから…。


こんなの持っちゃいけない、カッコ悪いって、この気持ちを押さえ続けていたら、私は自分を追い詰めていた。


持ってていいんだよ!羨ましいとか、ズルいとか、言ってもいいんだよ。そう自分に言って口に出してからは、あの暗闇をいっきに抜けていったのを感じれました。


こんなの思っちゃ駄目だって自分の気持ちを押し込んで、苦しんでいたあの日の私に言ってあげたい。


その感情は、持っていていいんだよ!認めて、吐き出して、たくさん泣いたら、いつか小さくなってくれるから!いつか必ず、前を向けるから!




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