第２６回参議院議員通常選挙

第3話 選挙を振り返った感想

　まずは、元総理安倍晋三氏のご冥福をお祈り申し上げます。

　今回は、選挙を振り返った感想です。

　その前に、選挙結果を並べておきます。

　尚、（）内は、合計値です。

　＊　＊　＊　

・自由民主党

　予想：５８議席＞＞６０～６５

　結果：６３（１１９）

・立憲民主・社民

　予想：２３議席＞＞１０～１５

　結果：１７（３９）

　社民：１（１）

・公明党

　予想：１４議席＞＞１３～１４

　結果：１３（２７）

・日本維新の会

　予想：６議席＞＞１０～１５

　結果：１２（２１）

・国民民主党

　予想：９議席＞＞８～１０

　結果：５（１０）

・日本共産党

　予想：６議席＞＞０～３

　結果：４（１１）

・沖縄の風

　予想：１議席＞＞０～１

　結果：０

・碧水会

　予想：０議席＞＞０

　結果：０

・れいわ新選組

　予想：０議席＞＞１～５

　結果：３（５）

・みんなの党

　予想：１議席＞＞０～１

　結果：０

・無所属

　予想：２議席＞＞１～５

　結果：５

・ＮＨＫ党

　予想：地区０～１、比例０～２

　結果：１（２）

・日本第一党

　予想：地区０～１、比例０～１

　結果：０

・参政党

　予想：地区０～２、比例０～１

　結果：１

・幸福実現党

　予想：地区０～２、比例０～１

　結果：０

・ごぼうの党

　予想：地区０～１、比例０～１

　結果：０

・維新政党・新風

　予想：地区０、比例０～１

　結果：０

・新党くにもり

　予想：地区０、比例０～１

　結果：０

　＊　＊　＊　

　予想の段階では、元総理暗殺事件の影響で、やや失速する自民党。

　それが無ければ、７０（１２３）と言っていた事でしょう。

　と言う事前の予想通りでした。

　とても良い事です。

　理由は、３つあります。

　１つ、現政権が、引責辞任する必要がないからです。

　議席数が、『増加』していますから。

　これで、総裁選挙など、ごたごたする必要がありません。

　岸田総理を、過大評価している訳ではありません。悪しからず。

　＊　＊　＊　

　２つ、連立相手を『選り取り見取り』なのです。

　実は、これでも参議院では、過半数（１２４）割れしています。

　何処かと連立しないと、法案を通せません。

　が、公明党と連立する必要がありません。

　何故か？

　よく見て下さい。

　国民民主党（１０）や、維新（２１）と連立しても過半数越えします。

　極論を言えば、れいわ（５）でも大丈夫です。

　これで、公明党に『聴く耳を貸す必要無し』！

　後は、『通したい法案』に、合致する思想の政党を『取捨選択』する事が可能！

　勿論、『連立』ですから、何某かの『対価』を渡す必要があります。

　それも、連立相手に、『聴く耳を貸す』事で問題無し！

　＊　＊　＊　

　３つ、自民党が、暴走する事ができません！

　過半数割れしていますから。

　が、増税したい時だけ、公明党とすり寄る可能性もあります。

　油断大敵です。

　＊　＊　＊　

　れいわ、ＮＨＫ等の少数政党が、どこまでこの連立に食い込めるか。

　気になりますね。

　＊　＊　＊　

　後は、立憲民主と、社民、共産党が、奮闘した事。

　それに、国民民主党が、意外だった事でしょうか。

　否、『外した』理由の分析もしなければ！

　これは、私が彼等の力を『過小・過大評価』したのでしょう。

　恐らく……

　＊　＊　＊　

　最後に、赤松健氏の当選（比例）おめでとうございます。

＜終わり＞