アウトローな組織に所属する殺し屋が、組織に歯向かった同業者を始末するお話。
ハードでダークでアウトローな、殺し屋もののバイオレンスホラーです。
とにかく印象的なのがその独特の台詞回し。
主人公の伊佐原さんと、その標的たる神川さん。両方とも口調からして露骨にガラが悪く、その威嚇し合うかのような言葉の応酬がとても強烈でした。
魅力はやはり戦闘の様子というか、押し合いへし合いの緊迫感がすごい。
互いに言葉の届く距離、真正面からぶつかり合う殺し屋同士。
一触即発、互いにギリギリの状態でなお一歩も引かないところなど、とても迫力がありました。
終盤、土壇場の意外な展開というか、その見せ方みたいなものもすごい。
アンダーグラウンドな雰囲気と、ゴリゴリの殺し合いが楽しい作品でした。