第7話 悩みの種 

「ただいまー(ーдー)」

怪物騒動から、一週間がたった。

あれから二日ほど、煽りは続いたが、すぐにおさまった。

 だけど、私は、ある悩みを抱えていた。

それは、本当にヒーロー活動をやるかどうかの話だ。

力が目覚めてから、お母さんには、何度も、

やるのかやらないのかを聞かれた。

だが、煽りを受けてから、どうすればいいのか、何も進まなくなった。

 正直、人のためになることは、行いたい。

でも、こんなかたちで助けるとなると、予想よりも難しいことが起きると思う。

そう考えると、また、分からなくなる。

 








~次の日~

 今日は、学校が休みになっていて、家に、橘姉妹と一樹が来た。

理由は、もうすぐ期末試験があって、それの勉強会を行うためだ。

「ヒ・イ・ロ、来たよー」

「緋色、いるか?」

『はーい、今行く』

ガチャ

「いらっしゃい、阿嘉願、明莉、ついでに一樹。」

「何で俺は、ついでなんだよ。」

「まぁまぁ、いいじゃん、緋色、邪魔するね。」

「はぁい」


~30分後~

「ひーろー、ここ解んない😢」

「え?お前そこも解んないのかよ?ここって、昨日習ったばっかのとこだぞ?」

「だってぇ」

「はい、はい、一樹は煽らない、阿嘉願、ここは、この点Pをこれで、こうして,,,,,,」


~10分後~

「そろそろ、休憩しようか?私、飲み物買ってくるね。誰か、一緒に行く?」

「緋色、一緒に行っていい?」

「OK、じゃあ、明莉と行ってくるから、ちょっと、待ってて」

「はーい」

「ほーい」


~コンビニ~

「緋色,,,,,,」

「何?」

「相談があるんだけど,,,,,,聞いてもらっていい?」

明莉の顔が、突然暗くなった。

「実はね,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る