第23話 切迫感と焦燥感と衝動

既に夏は過ぎて、

残暑と冷涼な日を繰り返しながら

秋深まる季節となり、季節外れのテーマですが



皆様は『夏の歌』と言うと、

どんな曲を思い浮かべますか?


サザンやTUBEかも知れませんね。




実は私……

今だに夏の歌では『杉山清貴』が好きです。


自分の感性に合うというか

私の視点から見える夏は、杉山清貴の曲が

何故かしっくり来るのです。


それこそ20代の夏は、杉山清貴ばかり聴いてました。



自分という存在は

「自分は何に共鳴してるのか」を知る事で

判るのではないでしょうか。



杉山清貴の曲は

高く澄んだ歌声と、夏に合う明るい曲調とは

対極の


身勝手な男目線からの

焦燥感や焦り、この今を逃せない切迫感を

常に感じ、それが心を揺さぶるように

私は感じます。




拙作【もう一度キスしたかった/Lover's Day】にも書いた事ですが


私が思う恋愛とは


最初から終わりが来ると知りながらも

別れた後の苦しさや後悔も分かりながら

抑えきれない、止められない衝動に駆られて

終わり別れに向かって

全速力で駆けだしてしまうもの、と思っています。




『君のハートはマリンブルー』

https://youtu.be/uUK4cQb0S6M


『さよならのオーシャン』

https://youtu.be/Wqce-KVjDdY


『MISTY NIGHT CRUSING』

https://youtu.be/FiiTbx1WZZc




つまり私は

切迫感と焦燥感に憑き動かされる衝動

切ない儚さや無力感、やるせない後悔に

最もドラマ性を感じる人間なのかも知れません。




10月に似つかわしくない残暑の眩しさに

手をかざした時

ふと過ぎった思いを書き留めて___


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