第12話 削ぎ落とし、研ぎ澄まし、厳選する

私は自分の事を、アマチュアにも満たない

「駄文を綴る素人」だと思っています。


カクヨムには文章力と完成度の高い作品も

多く投稿されています。

それらの作品と比較して、自分の未熟さに

ガッカリする事も多々あります。



そんな拙著を多くの方々に

読んでいただき、好評を頂けた事を

とても嬉しく、ありがたく思っています。



作品の魅力は、作者自身が

一番、分からないものかも知れません。

魅力を感じるのは、読者だからです。


私の拙著を多くの方々に

読んでいただけた要因は分かりませんが

もしかしたら

「簡潔で凝縮した描写」ではないかと思っています。



私の執筆の原点は北方謙三先生のエッセイです。

エッセイの中に書かれていた

表現、描写について解説されていた内容に

最も影響を受けています。




沢山の言葉を書き連ね、行数を割くのは

言葉の緩さを補おうとしているからである。


無駄な描写を削ぎ落とし、研ぎ澄まし

言葉を探して探して厳選して、

そして初めて

作家の熱量が描写として表れるのだ。


簡潔に描写する事で、躍動感や勢いも出る。



そのような内容でした。




拙作【ライクロフトの静謐】は

全ての一行一行を研ぎ澄まし執筆したと

自負している作品です。


https://kakuyomu.jp/works/16816700426543704801




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