愛すべきバカたち

桜雪

三人寄れば、半人前

「やぁ、やぁ元気かい、太一? Who are you?」


「Me too」


「お前らいきなり脈絡のない会話始めんな、まずは自己紹介とからしろよな」

「名前がわかんないと画面の向こうで戸惑っているだろうが」


鈴:「いやぁごめんごめん、こんなんでいいかな?」


春:「普通に名乗れねぇのか!」

「なんで戯曲風なんだよ、いちいち書くのめんどいわ、ある程度は文脈で発言してんの分かるからこんなのいらねぇよ」


「あ、ちょ待ってよ、俺まだ名前出てないのに消さないでくれよ」


「まぁ、最初に私言ったし問題ないっしょ」


「うっわぁ、なァ⤴︎かまァ⤵︎はずれぇー♪」


「読みにくい、あと書きにくい、二度とすんな」


「辛辣ゥ」


「あ、なんか中国語みたい」


「どぉでもいい、てか冒頭の入りはもう終わりとのことだけど、次何あんの?」


「なんか、あっと驚くような事があるって台本に書いてあんよ」


「さりとて、それじゃあ分からんのです」


「さりとて、ってそれで意味あってんの?ってかなんて意味?」


「わがんね」


「お前もう2度喋んな」


「ひどいわ、あなた」


「お前の返事の方がひでぇわ」


「いや、だってお前って言うから、夫婦漫才やりたいのかなって」


「普通の二人称だろうが!」


「やめて二人とも!私を巡って争わないで!」


「俺たち"は"仲良しだよな」


「そうだな、私たち"は"仲良しだな」


「ひどいッ!私泣くよ、大女優も顔負けの大粒の涙流すかんね」


「勝手に一人でやってろ、てかそろそろ収拾がつ か」


「うわぁぁーん、命懸けでェェェェェ、ってあれ?二人ともどこ行ったの?流石に置いていくのはひどくない?ねぇ、どこ行っ」




あとがき

全く意味のわからないネタが在れば聞いてください、元ネタみたいなのが在れば言います

最初から意味のない時もあるかもです

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る