老いて死に、赤子となって

綿花

第1章

 私が何者かわかるのを、ずっと待っていた。永い間、ずっと。

 その果てにやってきたのは、天国でも、地獄でも、桃源郷でもない。木材と金属だけでできた街。自分のことよりも自分の生きる世界のことをよく知っている、この気持ち悪さ。


 母なる地球、などと言われた世界を後にして3年余りが経過している。ここは地理的な位置関係を示せるようなところではない。天国でも桃源郷でもない、死後の世界だ。

「冷たっ」

 水道からの水が勢いよく出る。朝一番に使う冷たい水は、老人の手に堪える。顔を洗うと、肌の皺に沿って水が肘まで流れるのを感じる。皺の数は、この世界に来た時よりは少し減っただろうか。肌の色も少し薄くなり、シミも減ったような気がする。

 現世で高齢化が急速に進行しているのもあって、ここにやってくる人は大体が高齢者だ。そして、だんだんと若返っていく。死んでこの世界にやって来た途端、私たちの時間はこれまでとは逆に進み出すのだ。

 肌は柔らかくなり、細かった手足にも肉が付いてゆく。髪の量も増え、艶が出てくる。身長が少し伸びるかもしれないが、それからしばらくは維持され、やがてどんどんと縮んで子どもの姿に近づいてゆく。徐々に思考や動作がおぼつかなくなり、やがて赤子となり、最後のを枯らして永久の眠りにつく。

「さあ、今日も仕事だよ」

 鏡に映る顔に目を合わせ、呼びかけてやる。壁にかけてあるタオルを手に取り、顔に押し当てた。


 私がこの世界で成し遂げなければならないことが一つある。逆に言うとこの一つくらいしかないのだが、現世での記憶を取り戻すことだ。

 私は死後およそ3年が経過しているが、私が生まれてから死んだときまでの記憶は失われたままなのだ。

 私たちは、自分の正体がわからない状態でこの世界の地を踏み、日常生活や現世の記録などから、記憶を取り戻していくのだ。試練といっても、1週間かそこらで全てを思い出す人もいれば、私みたいに苦戦する人もいる。稀に、記憶が戻らないまま赤子となり、この世を去る人もいる。

 自分が無意識にできる動作、例えば自転車に乗ることやミシンを使うこと、ワープロのタイピング技術などから生活習慣や就いていた職業などを推定し、現世で生きていた自分の人物像を作り上げる。他にも方言や料理の味付け、よく着ていた服装も考慮した記憶を取り戻すためのプログラムがこの世界には確立している。

  私が死んだ時、この体はおよそ90歳前後だろうと言われていた。このプログラムを持ってしても私の記憶が戻らなかったのは、前世で認知症を患っていたり、寝たきりだったりする可能性が高いからだという。現世ではかつてない速度で高齢化が進み、この世界で記憶を取り戻す難易度も上がっているのだ。


「行ってきまーす」

 誰もいないのに声を張って、ワンルームの部屋を出た。

 私の仕事は、この世界に初めてやってきた人の色々な世話をすることだ。彼ら彼女らは、いつの間にか記憶を無くした状態で知らない場所にやってくる。混乱するに決まっているので、私たちのような人員が必要になってくるのだ。


「わたせんぱーい」

 市役所を思わせるような建物に足を踏み入れると、奥の方から私の名前を呼ぶ声があった。ここでは、死んだ人が一番最初に訪れて色々な手続きをしたり、説明を受けたりする。そのために当然ここは街の中心で、その外見からか庁舎と呼ばれている。

 荷物を持って行き来する人や高齢者の手を引いて歩く人とすれ違いながら、声の呼ぶ方へ向かう。

「あんず、遅くなってごめん」

 大きな声で名前、それもとってつけたようなあだ名を呼ばれるのは最初こそ抵抗があったが、今ではもう慣れた。朝に鶏の鳴き声を聞くように、彼の籠った、間延びした声で呼ばれるのが1日が始まるスイッチとなっていると思う。

「忙しいんですから、頼みますよ」

 頼みますよって、目下の人に向かって言う言葉だと思うんだけどな。

 彼は私と同時期にこの世界に来たが、その時の彼の年齢は二十歳前後と若かった。今ではさらに若返りが進み、子どものような面影すらある。

「わかったわ、行きましょう」

 あんずは漁業で使われるような丈夫な綱を持ち、私はゆりかごのような大振りの籠を持って、入ってきた時とは反対側の玄関から庁舎を出る。この職場では、常に二人人組で行動するようになっている。私たちはこれから、海へゆく。


 朝の通勤時には感じなかった湿った潮風が顔を撫でる。

 穏やかな呼吸をするように打ちつける波。時間は、ゆっくりと流れている。

 水平線の向こうから、無数の小舟が近づいてきている。それは一定の間隔で、決して途絶えることなく、私たちのいる海岸へ流れ着いている。近づいてきた小舟は、誰に導かれることもなく海岸に並ぶいくつかの桟橋に向かい、ゆっくりと横付けされていく。永遠の眠りについたと思われた人々は、一艘の小舟に揺られ、生きていた頃の記憶が消え失せた自我で、この世界へやってくるのだ。

「次、わたさんたち行ってー」

 物見櫓ものみやぐらのような高所に立つ人が、拡声器で私たちに呼びかける。

「うっす、行ってきます!」

 あんずが櫓の方に向かって叫び、私を少し振り返ってから停まった小舟に駆け寄る。

 別に叫ばなくていいのに、と思いながら、彼の後を追いかけた。追いついて、舟の中を覗き込む。

「若いのね、随分」

「そうっすね......」

 そこには、20代前後かと思われる少女が静かに横たわっている。華奢な体格で、細い黒髪が小舟の床で緩やかに曲線を描いている。体の前に組んだ両手に添えられた花は、朝顔だろうか。若々しい葉と色鮮やかな花弁に目を奪われた。

 あんずは少女の顔をチラチラと見ながら、作業に取り掛かる。この場所で自分と年の近い人に出会うのは相当珍しいはずで、思うことがあるのだろう。持ってきた綱を使い、小舟の先端を海岸に取り付けられた杭に結んで繋ぎ止める。その弾みに小舟が小さく揺れ、中の少女が目を覚ます。

「おはようございます、初めまして」

再び目覚めた死者に第一声を投げかけるのは、いつも緊張する。大袈裟かもしれないが、この世界での人生が始まる瞬間に立ち会うと言うのは、現世で最初に赤子を抱き上げる助産師さんのようなものだからだ。

 少女は焦点が定まらない様子でこちらの方を見ている。わずかに口を開けて、かすかに息を吐いた。

「起き上がれるかしら」

彼女の傍に腰を落とし、手を差し出しながら言う。私の動きを、少女の目線が追従する。あんずも、私の後ろでしゃがんだ。

「うん......」

あんずが身を乗り出し、彼女が手にしている朝顔の花をそっと掬い上げた。体の前に置いていた細い腕にしっかりと力を加えて、少女は上半身を起こす。

「あなたは今日から、あさがおさんね」

あんずが抱えている濃い紫色の朝顔を彼女に見せてから、庁舎から持ってきた籠に丁寧に入れてもらう。死者が手にしていた植物を保管するために作られた籠は、底が白く柔らかい布で覆われている。

「みんな死んでこっちに来るときは、冥草木めいくさきっていう何かしらの植物を持ってくるんすよ。その植物の名前がこの世界での自分の愛称みたいのになります。この人の場合は綿花を持ってたからわた先輩、俺はあんずの苗を持ってたからあんずっす」

少女、あさがおさんは、私と自分を差しながら説明するあんずの様子をよく分からなさそうに聞いている。

 この世界では、皆ある程度豊かに生活ができている。衣食住は整っているし、芸術を嗜んで余生を過ごす人も多い。このような豊かな生活を支えているのが、我々死者がこちらへ持ってくる何かしらの植物と、彼らが乗ってくる小舟ということだ。私たちが住む街の外には広大な土地が広がっていて、冥草木はそこで人によって育てられ、数を増やす。なぜ人がわざわざ植物を持参するのかは分からないが、このシステムがないと世界が存続できなかったのは間違いない。木材と少しの金属でできた小舟は回収され、特に金属はこの世界での重要な資源となる。


「......あの、なんか私、気分が......」

あさがおさんがか弱く声を出す。見ると、元々血の気のなかった顔色が、さらに青白くなっている。船酔いだろうか、海岸の杭に固定された小舟はもうそんなに揺れないが、彼女の額にはうっすらと冷や汗も滲んでいる。

「まずは舟から降りましょうか。近くに座れるところがあるから、そっちで休みましょう」

小舟に片足をかけ、彼女を補助しながら立ち上がらせる。傍に寄ると、先ほどまで上半身を支えていた彼女の腕が小さく震えているのがわかった。近くに座れるところがあると言ったが、そこまで移動するのも大変かも知れない。とりあえず小舟の横に座ってもらうと、あさがおさんは肩を大きく落として深呼吸をした。体調が良さそうには見えないが、少なくともこの状況について大きな混乱はしていなさそうだ。

「持っていくぜぇ、それ」

背後から野太い声がして、大柄な男が二人、手を振りながら近づいてきた。大きな笑顔と大きな歩幅でこちらへ向かいながら、行き交う人々に声をかけている。

きよしさん、和成かずなりさん」

あんずが名前を呼んで、小舟のそばから立ち上がる。

 彼らは20年くらい前にこっちに来た人だ。もうとっくの昔に記憶を取り戻し、ここらへんの海岸では顔の効いたベテランとして作業に携わっている。

 最近はいつもよりやってくる人が多く海岸が混み合っていて、隣の小舟との感覚が近い。彼らは周りの邪魔にならないように小舟を横に倒しながら引きずっていく。そのまま庁舎へ戻るのだろうと思っていたから、あんずが二人に声をかけて引き留めたのに驚く。

「おうどうした、あんず」

「あの、今度ご飯とか、どうっすか」

おずおずと

「メシ? いいじゃねぇか、珍しいな」

わっはっはと笑ってあんずの肩を抱く清さんと、同じ感想を抱く。あんずが人を食事に誘うなんて。というかそもそも、引き止めてまで誰かに話しかけることすら珍しいのだ。あんずは大柄な男二人に囲まれて若干引き笑いを浮かべているが、嬉しそうだ。

「ねぇねぇ、わたさん」

手の甲にあさがおさんの爪がちょんと触れ、そちらの方を向く。

「私、あさがお、なの?」

彼女は自分の顔を指し、確かめるように言う。それは分かったけど、それから先を説明して、という表情だ。先ほどより顔色は良くなっていることに安堵しつつ、私はこの世界について、彼女自身についての説明を始める。

「ええ。今あなたは、昨日のこととか、過去のことを覚えていない状態だと思うんだけど、どうかしら」

あさがおさんは私の顔から視線を逸らし、海の方を見やる。潮風を受けて微かに広がる黒髪が、静かな波のようだ。

「私、死んじゃったの?」

海へ顔を向けたまま呟くように言う。それを聞いて驚く。自分が死んだという事実をすんなり受け入れてくれる人も少ないのに、自分からそれが分かるなんて。

「......そうよ。ここにいる人は皆んなね」

私も言葉を返して、一緒に海の方を見る。私がここへ着いた時の記憶は曖昧だ。その時手にしていた蒸し栗のような淡い色の花を朧げに覚えているくらい。この花がやがて実になり、それが弾けて綿花ができるのだと庁舎の人に言われたのが、自分に今の名前がついた瞬間だ。

「おばあちゃんの匂いがする......」

あさがおさんは潮風を胸いっぱいに吸い込み、水平線へ呼びかけるように大きく息を吐く。彼女は、現世から死を飛び越えてそのままこの世界に来たかのように、生き生きとして見える。彼女が本当の朝顔なら、日が沈んでも夜が開けても変わらずに咲き誇って、翌朝昇ってきた太陽をびっくりさせる朝顔だ。

「ここの来る前のこと、何か覚えてる?」

「う〜ん、なんか、おばあちゃんの匂いだ、海が懐かしいって、それくらいかなぁ」

水平線から海岸へ静かに進む、小舟が絶えることはない。この光景を穏やかに眺める彼女にとって、死は恐怖の対象ではないのかもしれない。

「死因、安楽死かもしれないわね」

「安楽死?」

私の方へ視線を移して、あさがおさんが問う。

「ええ。この世界に四季はないけれど、現世だと今は桜が咲いている頃なのよ。この時期に安楽死を選んで、亡くなる方は多い」

「......その気持ちは、なんかわかるな」

桜の花びらに命を託し、風に身をゆだね、空へ。それは、美しい最後だと思う。


「安楽死で亡くなったんじゃないかって、話してたのよ」

「えぇ......。それ、言っちゃっていいんですか」

あんずは困惑して、私とあさがおさんの顔を見比べる。彼女がいいですよ別に、と返したので、私もほら、と言ってみせる。そもそも彼女は自分の死を受け入れていた。安楽死なんて、無数にある死に方の中で最も死と向き合うものではないだろうか。

 無事に清さんたちを食事に誘えたらしいあんずと合流して、庁舎へ向かう。あさがおさんはだいぶ元気になったようで、冥草木の朝顔が入った籠を胸の前で抱えている。

 安楽死が合法化されたのは3年前。これまでの少子高齢化に加えて大震災が発生し、国の財政が圧迫されたことから法整備に踏み込んだそうだ。私もぎりぎり生きていた時期らしいが、当時は対象者が限られていた。今でも当然気軽に使える制度ではなく、特定の病気や障害を持つ人などにのみ実施されるようだ。そこから考えれば、彼女の記憶を取り戻す手がかりも見つかるだろう。

あさがおさんがこちらに顔を向けて言う。

「二人とも、こっちに来て長いの?」

「俺ら二人とも、3年目っす。わた先輩の方が1週間くらい早かったかな」

あんずが私の方へ確かめるように視線を投げてくる。それに頷いてから言った。

「そうね、ここの来たら記憶を取り戻すプログラムみたいなのがあるんだけど、お互いそれを受けてる頃に知り合ったのよね」

結局、私もあんずも、そのプログラムで記憶は戻らなかったのだが。

「へぇ、そんなのがあるんだ。あんずさんは、なんで死んじゃったの? 若いのに」

私の少し後方を歩いていたあんずが足を止めたのが分かった。言葉の意味に気がついたあさがおさんはあっと肩をこわばらせて振り向き、ごめんなさい、と、恐らく言いかける。

「言ったじゃないっすか、覚えてないんすよ」

あんずが、自分の頭をコンコンと叩いて笑う。とても、笑っているようには見えなかった。謝罪の言葉を遮られたあさがおさんはさらに慌てた顔になる。私まで焦った気持ちになり、これまで視界に入っていなかった雑踏の様が目に流れ込んできた。

「......まあ、市役所までまずは行きましょう。色々と説明もしてもらえるしね」


 彼女の言葉に悪意がないことは明らかだった。他の人に比べてこの世界に来たときの混乱が少なかった故に言ってしまった言葉だろう。

 私はあんずの顔を見ることができなかった。気の毒だから、ではなく、私もあさがおさんと同じことを考えているからだ。

 あんずが死亡したのは二十歳前後で、今のあさがおさんと同じくらいだ。それからさらに若返り、今はもう青年という言葉が似合う。長生きすると経験してきたことが増えすぎて思考や記憶が抽象化するため、普通なら死亡した年齢が若いほどすぐに記憶を取り戻すと言われている。それなのに彼がいまだに記憶を失ったままとなると、何か特別な訳があるのだろうと考えざるを得ないのだ。人口減少に、気候変動、大震災など、今向こうは大変な時代なのだとわかる。犯罪や自殺が増えたと言う話も聞く。若くして亡くなった彼が生前の記憶を取り戻して、果たして良いことがあるのか、と考えてしまう。仲良くなった人と一緒に食事をして、日々変わらない世界で余生を過ごす。他人が決めることではないが、少なくとも彼は今、幸せそうに見えるし、近くの人を幸せにしている。


「......それじゃあ、私たちはここまでなんだけど」

気まずい空気は晴れないまま、庁舎に着き、あさがおさんに別れを告げる。私たちの役割は、小舟で死後の世界に来た人を保護して庁舎まで連れてくることなのだ。今後は庁舎の人からこの世界についての説明や住宅の提供などがなされ、生活の基盤が整ったら例のプログラムを受けることになる。

「はい、ここまでありがとうございました」

申し訳ないような顔をして、あさがおさんは深く頭を下げる。

あんずは気にしないで、といった風に明るい顔を作りながら、

「記憶戻ったら、教えてください。嫌味じゃないっすよ」

と言った。存外、大人な対応ができるのだな、と少し感心する。

「この中に入って、受付に並べば大丈夫だから」

入り口に設置された、庁舎の見取り図を軽く示す。庁舎の中には受付の他にも様々な相談窓口が用意されている。それらをざっと見渡して、あさがおさんは再び頭を下げた。

「ありがとうございました。行ってきます」

私たちはいってらっしゃい、と返して、踵を返した彼女の背後から手を振る。

あさがおさんの姿が薄れ、横を見ると、複雑な感情を消化しようと視線を遠くに向けたままのあんずが目に入る。若い子に、そんな顔は似合わないなと思う。

「こんなこともあるわよ」

私は振っていた手を降ろし、彼の背中をポンと叩く。彼は数回瞬きをしてから私の方に目をやり、小さく鼻から息をつく。また、泣きそうな顔をしていた。彼はどんどん、涙もろくなってきている。

「別に、嫌なことを言われたとは、思ってないっすよ」

「私だって、そうは思ってないけど」

悪意だけが人を傷つけるわけでないのだ。自分が無知であること、自分が既知であること、人を思いやることでさえも誰かを傷つけてしまうんだから、人というのは、仕様が無いのだ。

「清さんたちと食事の約束したの、今日ではないんでしょう?」

「はい、明日食べようって」

庁舎の隣にある従業員用の休憩所へ向かいながら話す。この道を歩いていると、今日も仕事が一つ終わったのだと実感する。食事を取ったら、また仕事だ。

「それなら今日は、二人で食べましょうか」

あんずの少し先を歩きながら、振り返って言う。初めて会った時よりも少し幼く見えるその顔が、愛おしいと思った。

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