　昨日SNSでフォロワーさんとお話していて、怪しいかどうか知りたい企業の情報の調べ方を知りたいという声がちらほらあったので簡単に載せます。

　本当に正確確実な情報を知りたければ、やはり法務局で登記の写しを取得するのが良いのですが、こちらは手間がかかる上に有料です。オンラインで閲覧だけする方法もありますが、こちらも有料です。

　公的なデータをもとに実在するかどうかだけ調べるならば、法務省で法人番号を検索してみましょう。

国税庁法人番号公表サイト

https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/

　法人番号とは、平成25年５月24日に成立(平成25年５月31日公布)した「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」（以下「番号法」）に基づき、１法人につき１つ指定される固有の番号です。指定されるとすぐに対象の法人および登記上の所在地等に通知されます。

　指定後は商号又は名称、本店又は主たる事務所の所在地及び法人番号が国税庁で公表され、誰でも閲覧可能です。こちらは法人としての届けが出ているすべての法人に割り当てられているもの。つまり、法人番号がないということはその法人が実在しないという証拠になります。

　しかし、ただ「その企業が実在する」というだけではこころもとないですよね。

　そこで、もう少し詳しい情報を無料で閲覧する方法をご紹介します。

　法人番号や企業の基本情報とともに、業種、登記事項の変更履歴などが見られるサイトが複数あります。行政処分の履歴も見られるので便利です。

全国法人リスト

　すっきりしたデザインで見やすいです。

https://houjin.jp/

法人バンク

　基本情報のほか、所在地付近の天気や地図なども確認できるので、実際に訪れる際に便利ですね。

https://www.houjinbank.com/

全国法人データバンク

　詳細ページに金融庁や日本年金機構へのリンクが貼ってあり、決算状況や労務状況を知りたいときに便利です。

https://houjin.j-bdb.com/41209010457558161

　これらのサイトで確認した現在の所在地や連絡先などと公式HPに載っている会社概要や特商法に基づく表記が食い違っているなら要注意ですね。

　また、この情報をもとに会社がある場所の周辺の様子や建物様子をGoogle　MapやGoogle Earthで確認してみるのも良いかもしれません。

　とにかく、「あやしい、この会社本当にあるの？」と感じたらすぐに調べてみましょう。ただし、会社が実在しても、たちの悪い業者である可能性は否定できないことだけはお忘れなく。

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